「母親が一番の親友である」と気づく30の真実
「母親とその子供は、他にはない関係にある。両者の絆ほど強いものは、この世界のどこにもなく、その愛ほど瞬間的で慈悲深いものは、他に1つも存在しない」― ゲイル・ツキヤマ
母親と娘の関係は、「一生涯の愛情」と「束の間の軽視」が混じり合った複雑なものだと表現する、女性ライターのLauren Martin。
大人に成長していく過程で、さまざまな変化が起こり、やがては母親との関係がかけがえのないものだと気づいた彼女。Lauren自身の実体験を元にした長〜〜い記事ですが、その最大の根拠となる「母親が一番の親友」と思えた30の理由を書き連ねています。まずは、そちらからご紹介。自分に置き換えてみたなら…女性のみなさん、いかがでしょう?
01.
いいことがあった時は、真っ先に母の顔が思い浮かぶ。
02.
悪いことがあった時も、真っ先に母の顔が思い浮かぶ。
03.
一緒に買い物にでかけても気兼ねしない。
04.
どんなに離れていても、いつだって母は会いにやって来る。
05.
誕生日を絶対に忘れず、日付が変わると同時に連絡してくれる。
06.
こっちがダサい格好をしていると、ドン引きされる。
07.
悪いことをした時は、徹底的に叱ってくれる。
08.
くだらない話でも、最後まで聞いてくれるあたり。
09.
たとえ3日間連続で同じ服を着ていても、察して理由を聞いてこない。
10.
どんな時でも的確なアドバイスをくれる…たとえそれが耳が痛い話だとしても。
11.
いつだって、あなたが最優先。
12.
あなたを騙す男性を絶対に許さないと察した時。
13.
携帯料金を立て替えてくれる時。
14.
食事をつくる時、あなたの好き嫌いを覚えていてくれる。
15.
ケンカをしても気まずさを引きずらない。
16.
「あんたコレ好きでしょ」、頼みもしてないのに買ってきてくれたり。
17.
太ってしまった時でさえ「キレイよ」と言ってくれる。
18.
たとえ興味のない映画でも一緒に観てくれる。最後は寝落ちしちゃっても。
19.
毎日、母からのメールが届く時。
20.
酔っ払ってどうしようもない時、迎えにきてくれる。
21.
成功も失敗もありのまま共有。
22.
具合が悪くなった時に、看病に来てくれる…たとえ軽い風邪だとしても。
23.
あなたの「夢」の一番の応援団。
24.
あなたの「何でもない…」に異変を感じる。
25.
他人からは嫌がられるクセも、母だけは許してくれる。
26.
毎朝の「愛してる」が自然なコミュニケーション。
27.
浮気者の彼氏を怒鳴りつける勇気がない時、母はあなたに代わってそれをしてくれる。
28.
残りのクッキーが1枚だけになる瞬間に、決まって「お母さんもう、お腹いっぱい」
29.
あなたの幸せのためなら、どんな時でも母は能力以上のことしてくれる。
30.
全人類があなたを見限ったとしても、唯一あなたの味方でいてくれる存在。
逃げたかった“存在”が
「最高の親友に」なったワケ
娘たちはまず母親を敬い、そばから離れることを拒みますが、やがては対立し、母からの助言や警告に腹を立てはじめる。けれど、すぐに恋しがり、理解や共感を通して最終的には再び母の存在を敬って、助言や知恵を心から求めるようになるのものです。
子供の頃、多くの人が私にこう言いました。「思春期のうちは、お母さんのことを嫌いになるだろうし、存在自体を忌み嫌う日が必ず訪れる」って。その日は確かにやってきたし、何年か続きました。でも、大学生の時、母親の存在が感じられないことで息苦しさを覚えたことも…。これまでさんざん「逃げたい」と思ってきた人に、新たな敬意が生まれた瞬間でした。
「傘を持っていきなさい」とか「靴の紐を結びなさい」と、母が言い続けていた理由をようやく理解できました。宿題のことを気にしていた理由や、私をくだらないサマーキャンプに送り出した理由を悟ったんです。私の部屋に男の子の出入りを禁止した理由や、私と私の友人をプンタ・カナへの旅行に連れていってくれた理由も。それもすべて私のことを愛してくれていたから。
恋愛や人間関係の失敗が
母親の大切さを教えてくれた
育った巣から離れる時、私たちはより良い方向へ飛び立っていると思い込んでいるけれど、結局は親切とは程遠い誰かにしがみつき、そこで初めて母親の愛の素晴らしさに気づくものです。欠点も含めあなたのすべてを喜んで受け入れて、あなたを無条件で愛してくれる人は、そう見つかりません。偏見もなく無条件の愛を与えてくれるものなんて。
恋愛や人間関係での失敗を経て、「簡単に信頼できる人などこの世には一人もいない」ことに気づきました。どんなに絆が強く思えても、友人達は姿を現しては消えて行きます。男性だってこちらの意図するように愛してくれるわけではないし、秘密を守れる人だって絶対にいません。
二人の絆は一生もの
友情は必要だけど、この世であなたが手にできる不変の愛は、やっぱり母親からの愛だけ。真夜中の電話にいつでも応えてくれるのもその人だけ。あなたが嫌いな食べ物を熟知していて、レストランを選んでくれる。あなたの話に耳を傾け、あなたの買い物に平気で4時間もつき合ってくれる、たった一人の存在。
母親のことを軽視したり、誤解を抱いていた時、周囲の人々は私にこう言いました。
「いつか、お母さんの素晴らしい友人になれる。まるでダイアン・キートンの映画に出てくる母と娘のように、二人はいつか一緒にお酒を飲みながら、お互いの話を共有できるよ」と。
なのに当時の私は、こう言い返したものです。「そんなんじゃない。私達の関係は、物語の中の親子関係とは違うの!」ってね。
年を重ねるごとに私達は知恵を得ます。知恵は感謝の心を生み出し、感謝の心は敬意へと成長し、やがては友情として開花するもの。時間が経過し、家族の絆よりも強いと思い込んでいた友情関係が壊れるにつれて、私はようやく人生の真実に気づくんだと思います。
これまでに出会った最高の友人は母親であり、これからも彼女は私の親友であり続けるってね。