できあがるまで「まだか、まだか」の声が聞こえる常備菜

どんなに忙しい日でも、「おいしい」に妥協したくない人たちの冷蔵庫には、つくりおきのお惣菜がいくつもあるものです。すぐに食べられる常備菜をつくっておけば、何かと重宝します。とはいっても、ある程度は保存の効くものでないと。そこで宮崎県のこんな郷土料理はいかがでしょう。

切り干し大根、スルメ、にんじん、大豆が「まだか漬け」とよばれるこの料理の材料。乾物や保存が効く材料ばかりですが、あらかじめつくっておけば、副菜として添えるだけで食卓を彩ってくれますよ。

〈材料〉

切り干し大根:40g
にんじん:1/2本
しょうが:1/2かけ
切りいか:15g
煎り大豆:50g
昆布:5×10cm

A 酢:大さじ5
A しょう油:大さじ3
A 砂糖:大さじ2
A 酒:大さじ1
A 鷹の爪:1本

〈つくり方〉

切り干し大根は水で洗って水気をしぼります。にんじん、しょうがは皮をむいて千切りに。鍋にAの材料を入れ、煮立ったら火を止めます。すべての材料を混ぜたら、密封容器に移し、冷蔵庫で丸3日間。味がしみておいしいですよ。

しっかり味がしみるまでのあいだ「まだか〜、まだか〜」と待ちわびてしまう。名前の由来を味わってみて。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。