残りもの食材でつくった料理が「郷土の名物」となりました

ひと袋に何個も入っているじゃがいもを買うと、料理によってはいくつか余ってしまうことがあります。使い回しが利く野菜だけに、1個ずつでも料理に使えるのですが、ここはじゃがいもをたくさん食べる国からヒントをもらいましょう。オーストリア西部、チロル地方の郷土料理を紹介します。

残りものには福があった
チロル地方の名物料理

この「チロラーグルストゥル」は、今でこそ観光客向けのレストランでも提供される一品。もともとグルストゥルとは「ごちゃ混ぜ」の意味だそうで、他の料理であまったお肉をじゃがいもと一緒に炒め合わせた、まかないみたいな料理だったようです。一週間分の残り食材を月曜日に片付ける、というこの地域の習慣がベースになっているんだとか。

<材料:2人分>

・じゃがいも:3個
・玉ねぎ:1/4個
・ベーコン:3枚
・牛ひき肉:150g
・たまご:1個
・塩:適量
・キャラウェイ:少々
・青ネギ:適量
・バター:10g

<つくり方> 

まずはじゃがいもの皮をむいてひと口サイズに切ったら、耐熱ボウルに入れてラップをし、600Wのレンジで5分加熱します。玉ねぎ、ベーコンはみじん切り、青ネギは小口切りに。たまごは目玉焼きにしておきましょう。

フライパンにバターを入れて中火で熱し、玉ねぎが透き通るまで炒めたら、ベーコン、牛ひき肉を加えて色が変わるまで炒めます。そこにじゃがいもを加えて、塩、キャラウェイで味付け。器に盛ったら青ネギを散らし、最後に目玉焼きをのせてできあがり。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。