ホワイトソースいらずのグラタンは「手抜き」でなく、フレンチの定番料理

グラタンの味を左右するのは、ひとえにホワイトソースづくりです。ゆるすぎたり、焦がしてしまったりをいかに防ぐか、そこにこの料理の奥深さがあるわけです。が、フランスに「ドフィノア」というグラタンによく似た料理があります。ホワイトソースなしのグラタン、これならどうでしょう?

一品料理としても、
付け合わせとしても優秀

フランス・ドフィーネ地方で生まれたこの料理は、薄切りのじゃがいもに生クリームをかけて、パン粉とチーズをまぶして焼いた郷土料理。どうです、ほとんどグラタンのそれでしょ。

郷土料理ゆえ、家庭ごとのアレンジがあるのがこの料理。チーズや卵を入れたり、シンプルに生クリームだけで焼き上げ肉料理の付け合わせにすることも。まずは、基本のきを覚えておきましょう。

じゃがいもは皮をむいて薄切りにし、耐熱容器にじゃがいもを並べたら、チーズを散らします。これをミルフィーユ状にもう2回くりかえしたら、牛乳(100ml)、おろしにんにく(小さじ1/2)、塩(小さじ1/4)、こしょう、ナツメグ(適量)をかけて180℃に予熱したオーブンで20分、これで完成。

あとは、自分なりのアレンジを楽しんで。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。