ベジタリアンが禁を破ってまで食べたかった「魅惑のグラタン」

ベジタリアン、ヴィーガン、マクロビアンなど、動物を口にしない食生活が、広く受け入れられるようになってきた今の時代。世間の潮流に逆らうようなグラタンを紹介します。

スウェーデンの家庭料理「ヤンソンの誘惑」を知っていますか?

誰もが、この誘惑の前に
敗北の味を知る。
そういうグラタンです。

この料理は生クリームとバターをたっぷり使い、アンチョビを加えた、言わばポテトグラタン。19世紀のスウェーデンに実在したエリク・ヤンソンという宗教家が、ガマンできずにこの料理を食べてしまったことから「ヤンソンの誘惑」の名が付いたんだとか。

ところで彼、何をガマンできなかったのか。答えはアンチョビ。というのも彼、本当は厳格な菜食主義者。にもかかわらず、このグラタンの芳しい香りに負けちゃったわけですよ。でも、誰もヤンソンを責めるわけにはいかないんです。だってこのグラタン、誰が食べてもハマるおいしさなんですから。

<材料:2人分>

・じゃがいも:2個
・玉ねぎ:1/4個
・アンチョビ:6本
・生クリーム:150ml
・牛乳:100ml
・ナツメグ:小さじ1/8
・塩こしょう:適量
・バターA:10g
・バターB:10g
・パン粉:大さじ1 

<つくり方>

薄切りにした玉ねぎを耐熱ボウルに入れて、バターAを加えてふんわりラップをしたら、600Wのレンジで1分半。じゃがいもは千切りにしておきましょう。ふたたび耐熱容器にバターを適量(分量外)を薄く塗り、じゃがいもの半分の量をしいて、玉ねぎ、アンチョビをのせます。その上に残りのじゃがいもを。

鍋に生クリーム、牛乳、ナツメグ、塩こしょうを入れて中火で熱し、ふつふつしてきたら耐熱容器に注ぎ入れます。あとはパン粉をふってバターBを5カ所に分けてのせ、200℃に予熱したオープンで表面がキツネ色になるまで30分ほど焼いてできあがり。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。