「文章が苦手だから、自分だけの景色をつくったよ」。いざ、見たことのない世界へ
サンフランシスコに住むデジタルアーティストのTed Chinさんは、思うように旅に出かけられない代わりに、写真とデジタルアートを組み合わせて「自分だけの目的地や景色」を作ってしまった。
そしてこれが、文章を書くことが苦手なTedさんなりのストーリーの伝え方だという。彼だけが描くことができる世界を、少しだけ覗かせてもらった。
世界中どこを探してもない
「たった一つの景色」
朝焼けの中、橋の下を散歩。
まるで海の上に浮かぶお城…。
もちろん山にも行くさ。
ロッククライミングならぬマウンテンクライミングに挑戦。
途中で出会った生き物。君はどこへ導いてくれるの?
ここは水、氷、炎の「交差点」が見れる、とっておきの場所。
砂漠の先にあるのは砂の城か、それとも…。
魚が見れるのはなにも水の中だけじゃない。雲海でも活きのいいのがいた!
やっと辿り着いた。ここが「世界の終わり」。
ずっと先の景色まで見たいから、日が落ちる前に灯台に登ろう。
あるビーチに行ったら、三日月が落ちていた…。
空に浮かぶ満月に見守られながら、また次の目的地へ。
Tedさんの「行けないなら作る」という発想には、クリエイティブアーティストとしての強いパワーを感じる。「将来的には、社会に影響を与えられるような、さらに大きいプロジェクトに取り組んでいきたい」と話してくれた。