今年の工場夜景展は「自ら行きたくなる」仕掛けが盛りだくさん

今や観賞スポットとして定着した感のある工場夜景。暗闇に浮かびあがる工場のイルミネーションはどこまでも非現実的だ。その姿は、まるでハリウッドのSF映画で描かれるような未来都市を連想してしまうほど。

そんな幻想的な工場夜景の合同写真展「行ける工場夜景展2017」が今年も開催される。今回ならではのユニークな試みは、各作家陣が、携帯電話で撮影した写真も展示されるところ。つまり、一眼レフや望遠レンズなど、カメラの性能や設定に関係なく「誰でも工場夜景を撮れること」を感じてもらい、行動を促すような仕掛けとなっている。

「行ける」だけでなく「行きたくなる」展示は、工場夜景ファンの裾野をさらに拡げてくれそうだ。

作品を見たら
同じ場所へ撮影に出かけよう

タイトルにもあるように本写真展のポイントは、作品と同じ場所へ行けることにある。

展示作品と同じ構図を自分自身の目で確かめて、撮影できるというのが人気の秘密。しかも、今回も引き続き、各作品には解説やその工場へのアクセス情報も展示されるとのこと。会場でピンとくる場所を見つけたら、メモに残すことを忘れずに。

13組の作家による
約250点が展示

本展では、写真集『工場夜景』の監修も務める大倉裕史氏や片山英一氏など本格写真家から、ネットを中心に人気を集める竹篠たむ氏や山崎まさし氏など13組の作家が集結。未発表の新作を含む約250点が展示される予定だ。

様々なバックグラウンドを持つ作家たちが、それぞれの想いでつくりあげた作品。写真の共通点や相違点を発見するのも楽しみの1つだろう。

即完売が予想される
会場限定のグッズ

前回開催時、即完売となった300部限定の「行ける」ガイドブックもデザインを一新にして販売予定。出展作家の作品をチェックできるだけでなく、撮影ポイントへのアクセスコードも付いているとのこと。

また、お気に入りの作品を選んでオーダーできるプリントTシャツや小物ポーチ&トートバッグ、ポストカード、缶バッチなど、会場限定のグッズも多数販売。さらには、展示作品の販売も予定されているようだ。しかし、どれも数量が限られているので、売り切れには要注意。

『行ける工場夜景展2017』
■開催期間:2017年6月2日(金)〜6月25日(日)※月曜日は、休館日
■時間:11:00〜19:00
■会場:TOKYO GALLAERY STUDIO(〒111-0053 台東区浅草橋5-27-6 5階)
■入場料:500円 / 3歳以下は入場無料
■公式サイトはコチラ

Licensed material used with permission by TODAYS GALLERY STUDIO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。