このウェディングドレスの素材は、毎日使う「あの紙」です

エアギター、ビキニ、BBQなどアメリカには、風変わりなコンテストが数知れずあるけれど、その中でもコレは突き抜けている。だって、トイレットペーパーでつくられたウェディングドレスなんて想像すらしたこともなかった。

でも、バカバカしいと思うなかれ。そのクオリティの高さは本物にもひけをとらないレベル。めっちゃつくりこまれているのだ。今年で13年目を迎えるというのも納得できる。

これこそ、“カミワザ”

このコンテスト、突拍子もない思いつきかと思いきや、とてもしっかりしている。参加条件から、ルール、審査基準、そして、賞金までとじつに細かい部分まで厳格にルール化されているのだ。

まず、参加条件は、「18歳以上」「アメリカ国籍」「コンテスト関係者以外」。残念ながら、今のところ日本からのエントリーはNGのようだ。

次に、ルールだが、対象となるのは「ウェディングドレス」と「ヘッドピース」。この2つをトイレットペーパー、接着剤、テープ、そして針と糸のみで作らなければならない。これは、知恵と手先の器用さが求められそう。

気になる審査基準をチェックしてみると「創造性」「独創性」「作品の出来栄え」とある。やはり、アイデア勝負といったところか。

最後に、賞金に関しては、1位は、10,000ドル(約110万円)、2位・3位は、それぞれ5,000ドル(約55万円)、2,500ドル(約27万5千円)。

また、トップ10までのドレスはニューヨークでのファイナルイベントでお披露目。ランウェイを使用した本格的なファッションショースタイルで、最終審査が行われるといった内容なのだ。

このコンテストの正式名称は、「The 2017 Toilet Paper Wedding Dress Contest」。今年度のエントリー期間は、4月4日から6月5日までなので、締め切りはもうすぐ。今頃、参加者それぞれが、ラストスパートにかかっているところだろうか。

それにしても、どうしても気になることがある。もしも、雨が降ったらドレスはどうなってしまうのだろう?あっ、スミマセン。水をさすようなことを言ってしまって。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。