着付けの技で、振り袖をウェディングドレスに。
もしも、成人式の振袖をウェディングドレスとして着ることができたら?
とっても高価で、日本らしい絵柄も魅力的な振袖ですが、一生のうちで2〜3回しか着る機会がないなんて、もったいない!
切ったり、縫ったりせず
振袖がウェディングドレスに?
でも、そんな振袖を裁断したり縫ったりすることなく、活用できる方法があるんです。
「ザ・オリエンタル和装」では熟練の技で、たった10分ほどで着物をドレス風に着付けてしまいます。
この特別な着付けサービスを提供している有限会社ビギンの代表、村井昭子さんは、浴衣をミニで着付けてスニーカーを履くアレンジをしたりなど、もともと着物をアレンジして着るのが好きだったそうです。
「振袖には、高価なものを身につける感動、モノを大切に扱う思いやり、そして親・祖父母から子どもへの思いがつまっています。それをもっとも表現できる結婚式で、感謝を伝える衣装として着ていただきたいと思いました。」
結婚式のあとも
一生ものの衣装が残る
普通だと、結婚式のウエディングドレスは貸衣装を使うことが多く、結婚式が終わったら二度とその衣装を目にすることはありません。
でも、自分の振袖を着つける「ザ・オリエンタル和装」をウエディングドレスに選んだら、結婚式の後も一生手元に置くことができるのです。
結婚式で着た衣装を大切にしまっておいて、いずれは娘に譲る、というのもステキです。
「日本の着物はすばらしい」
オペラ座での撮影が話題に
2013年にパリで、まずは普通に振袖を着付け、その後ウエディングドレス風に着付けたところ、大絶賛を受けたのだそうです。
オペラ座ガルニエ宮の前で撮影をしたときには、そばにいた人たちから驚きの声が上がり、周りにどんどん人が増えて離れなかったほど。
2016年にはハワイにも代理店ができて、オーダーがたくさん舞い込んでいるのだそう。12月にロサンゼルスで開催したショーも、とても盛り上がった様子です。このように海外でも、日本の着物は魅力を発揮しているのですね。