「神経質な自分」をポジティブにとらえるための思考法
考えすぎて疲れることがよくある。物事を決める時に、あれこれと思考を巡らせすぎて時間がかかる。周囲の環境に影響されやすい。友達に「気にするな」と突っ込まれることが多い。
もしかして、そんな自分を責めたりしていない?
「I Heart Intelligence」のライターRaven Fonさんによれば、このような特徴は生まれつき備わっているもので、決してネガティブにとらえる必要はないのだそう。むしろ、そんなあなただからこそのポジティブな側面も。いわゆる「気にしい」と呼ばれる人の特徴を11コ紹介しましょう。
01.
なにごとにも感受性が高い
他の人より物事を深く受け止めるということは、感受性が高い人の特徴。話すトピックに対しても、そうじゃない人たちに比べて、より掘り下げて考えようとするのだ。
『The Highly Sensitive Person’s Survival Guide』などの本を出版しているTed Zeff氏によれば、「繊細な人は強い直感力を持っていて、理解しようと探る傾向がある」という。
02.
人に対して親身になれる
誰かがネガティブな状況に陥った時に、その人の気持ちをきにかけて、思いやりがある行動を取ることができる。
03.
「センシティブすぎる」
「何でそんなに気にするの?」
をよく言われる
Zeff氏が、インド人とタイ人の男性グループにインタビューした。なぜこの2カ国かというと、北米の男性に比べると、繊細な性格だからといってバカにされることが少ない地域とみたからだ。
すると、やはりカルチャー的な要素が強く関係していることが判明。センシティブであることに価値を見出してくれる文化もあるということだ。
04.
全体を考慮しつつ
決断することができる
たとえ正解も間違いもないような場合でも、彼らは後々全体に影響するかもしれないディテールにはこだわる。他の人に比べて物事を決断する時に、より時間を費やす傾向がある。良い点と悪い点の両方について、しっかり吟味するからだ。
しかし、『Aron’s Comfort Zone』によれば、時間がかかったとしても一度結論が出れば、次に同じような状況になった時、より早く判断ができるようになるという。
05.
他人がもつ印象は
「外向的」という場合も
繊細だからといって内気なわけではない。Aron氏は、外向的だけど繊細な人というのは、秘密を暴露されたり他人との関わり合いを持たなければならない小さな町で育った可能性があると推測している。
06.
素晴らしいチームプレーヤー
生まれながらにして、アイデアや考えについて深く想いをめぐらせる性質があるため、チーム内や誰かのパートナーとして活動する時に威力を発揮できる。
だが最終的な決定を担うポジションには向かない。医者に例えると、患者を診断するのは得意でも、手術が必要かどうかなどの難しい決断をするのは苦手、といったところだ。
07.
安心できるはずの場所でも
不安になることがある
Aron氏によれば、「人生の早い時期に良くない経験をたくさんしてきた場合、家や学校にいたとしても安心できないものだ」という。全ての人がそうではないけれど、事実、精神的にセンシティブな部分をサポートしてくれる人が必要になる。そうすることで、不安になる気持ちを避けることができるのだという。
08.
他人が気にしないことにも
影響されやすい
ほとんどの物事に対して強くリアクションをしてしまうからこそ、蛍光灯から聞こえる「ジー…」というような音でも、物凄く不快に思ってしまうのだ。周囲の環境に、簡単に影響をうけてしまい、他の人たちが気に留めないことでも圧倒される感覚に陥ってしまう。
09.
思いやりがありマナーもある
感受性が高い人たちは、同時にとても誠実な人たちだとAron氏は主張している。そのため、他人に対して思いやりがある行動をする傾向があり、しっかりとした礼儀も持ち合わせているのだとか。
10.
批判されることに敏感
他の人が「別に」と言って流せることにも凄く影響されてしまい、そのような状況を避けようとする行動に出る。例えば、人を喜ばせることで、批判されることを回避しようとするのだ。そして、自分で自分を責めることで、人から責められることを避けようとしたりもする。
11.
働くとしたら
フリーランスか静かな場所で
センシティブな人の多くは、フリーランスや家で働くことを好むところがある。そうすることで、日々の出来事をコントロールしやすいという点があるためだ。そして、このような環境で働くことができない場合だと、小さなオフィスで静かに働きたがる。