ルールに抗議し続けた女子高生。卒アルに残した「最後の主張」にクスっ。
卒業アルバムは一生の宝物。読み返してみると、当時自分が残した言葉や友達からのメッセージが本当に懐かしい。そこに記す言葉は一生残るからこそ、たくさんの思いを込めてしまうもの。
でも「最後」だからといって、誰もが綺麗ごとばかり書くわけではないのだろう。アメリカ・ニュージャージー州の女子高校生の場合、在学中反対し続けていた学校の服装規則について、最後に問いを投げかけた。
「肩出すと気が散るかしら?」
肩が見えるトップスを着て微笑んでいるのはVictoria DiPaoloさん。有名人の言葉などを選んで載せる同級生をよそに、自分の顔写真に添えた言葉がこれだ。
「ごめんなさい。肩を出していると気を散らせてしまうかしら?」
年頃の彼女たちがお洒落をしたい気持ちはわかる。とりわけ西洋文化では、若いうちから日本のような可愛さよりもセクシーに見られたがる子が多い傾向にあるから、校則はさぞかし窮屈に感じたに違いない。でもVictoriaさんの言葉は、そんな苦い思い出を笑いに変えてしまったのではないだろうか。
周囲からは高評価
「ジョークだったの」
気になる周りの反応を、Victoriaさんに聞いてみた。
「ほとんどのクラスメートや先生たちは、面白いと思ったみたい。私としても冗談のつもりでやったから、嬉しい反応よ」
本気で訴えようとしていたわけではなかったみたいだが、多くのメディアが取り上げたことで、驚くことに服装規則の見直しの検討をはじめた学校も一部あるとのこと。
卒アルに込める思いは十人十色。Victoriaさんの冗談に救われた生徒たちも、いるかもしれませんね。
Licensed material used with permission by @tori_dipaolo