【神奈川県】ほととぎすみたいにヒィーと鳴くほど辛い、小田原市の名産「ほととぎす巻」

食べた人があまりの辛さに「ヒィー」と鳴くところがほととぎすの鳴き声に似ているということで、この名がつけられた神奈川県の名産品「ほととぎす巻」。落花生、水飴、辛子粉をベースに紫蘇で巻き込んだものです。

辛さだけでなく、甘さや、酸味が一斉におそってくる「混沌」の食。ほととぎす巻を真から好む人こそ、食通と言えるかもしれません。

ほととぎすのように
鳴いてしまう辛さ

©2018 Kenji Fujimaki

ほととぎす巻の誕生は、今から100年ほど前のこと。

今では神奈川県・小田原市内の多くのお店で、個性の光る独自の味付けのものを楽しむことができ、神奈川県民だけでなく、東海道五十三次を旅する観光客のお土産としても人気です。

落花生のルーツは
神奈川の大磯町にある

落花生といえば千葉県が有名。

でも実は、日本で初めて落花生を生産したのは神奈川県大磯町の渡辺慶次郎なのだそう。明治時代に慶次郎が横浜で食べた落花生を大変気に入り、1粒持ち帰って種を撒いてみたことから生産が始まったと伝えられています。この神奈川県の名産である落花生を、特産物の赤紫蘇と掛け合わせたことで、このほととぎす巻きが生まれたそうです。

一つひとつ手作業で作られているため生産量が少ないのですが、ご飯や日本酒によく合う隠れた名産品。

辛党の方に、ぜひお土産でおひとつ。

©2018 Kenji Fujimaki

購入は、小田原みのや吉兵衛より。

Top image: © Kenji Fujimaki
【特集】47都道府県の「ご飯のお供」、集めました
秩父市と深谷市、埼玉県の2つの市が育んだ味が融合して生まれた絶品おかず「深谷焼きねぎ秩父味噌」。おにぎりの具や野菜スティックの付け合せ、お味噌汁にもおすす...
53杯のクラフトビールを飲みながら東京から徒歩で京都を目指す、「クラフトビール 東海道五十三注ぎ」の旅。東京を出てから7日目で、静岡市に到着した。ここでも...
新潟県の西蒲区周辺に伝わる漬物料理が、この「きりあえ」です。細かく切った大根の味噌漬けに柚子の皮やすり胡麻、砂糖などを和えた郷土料理で、ふりかけのようにし...
53杯のクラフトビールを飲みながら、東京から徒歩で京都を目指す「クラフトビール 東海道五十三注ぎ」の旅。愛知県に入ったのは、日本橋を出発してから12日目の...
東京から京都まで、東海道五十三次を徒歩で旅しながら、ゴールまでに53種類のクラフトビールを飲もう。企画名は『クラフトビール 東海道五十三注ぎ』。53杯のビ...
千葉県成田市といえば真言宗智山派の大本山「成田山新勝寺」があり、全国からたくさんの参拝者が訪れます。その成田山のお土産品として大人気なのが「てっぽう漬け」...
53杯のクラフトビールを飲みながら東京から徒歩で京都を目指す「クラフトビール 東海道五十三注ぎ」の旅(前回の記事はこちら)。スタート地点となる「日本橋」は...
牧之原台地を中心に、お茶の生産が盛んな静岡県島田市。静岡県の中央に位置するこの街は、静岡駅や掛川駅、浜松駅などの新幹線が停車する駅からのアクセスが便利です...
冷蔵庫のなかった時代から続く郷土料理には、地元で採れた食材を塩や味噌などを使って保存食に加工したものが多いのですが、福島県の「にしんの山椒漬け」は、遠く北...
大分県では昔から、お刺身などを食べたときに残った “切り身の端っこ”をタレに漬け込んで保存する食文化がありました。ちょっと不思議な名前の料理「りゅうきゅう...
滋賀県は、その面積の6分の1を琵琶湖が占めていて、海のない滋賀県にとって琵琶湖で穫れる鮎や鴨は貴重なタンパク源でした。とくに琵琶湖北部の長浜市には鴨料理を...
栃木県益子町の田町地区、そのさらに一部の家庭で夏になると食べられるソウルフードがあります。その名も「ビルマ汁」。誕生したのは1945年。太平洋戦争でビルマ...
東京駅から約80kmのところにある、栃木県小山市。「小山(おやま)ってどこにあるの?」という人のために、渡良瀬遊水地や城山公園などの定番スポットから、ナマ...
青森県で古くから愛されているご飯のお供と言えば「味よし」。普通であれば、山菜漬けや、魚介の塩辛をイメージするからもしれませんが、「味よし」は数の子、昆布な...
れんこんのシャキシャキとした食感と、鼻にツンと抜けるからしみその香りは、ご飯もお酒もすすみます。ご存知の、熊本が誇る郷土料理「からし蓮根」。遡ること約40...
山梨県のお蕎麦屋さんで食べるべき一品、それが「鳥もつ煮」。砂肝やハツ、レバーにキンカンと、鳥肉の様々な部位を甘辛く照り煮にしていて、お酒との相性も◎。もと...
徳島県、美馬地方で万能の薬味として親しまれている「みまから」。これが実は、とんでもなく辛い食べ物なんです。激辛薬味「みまから」の原料は、古くからこの美馬地...
水や土壌、気候に恵まれていることから、コシヒカリや山の芋など食材の生産地として有名な兵庫県丹波市。ここは全国的に知られている丹波黒大豆、丹波栗など、美味し...
岐阜県との県境に位置する、愛知県瀬戸市。愛知県の県庁所在地・名古屋市から北東に約20kmと、アクセスの良いところにある瀬戸への行き方、観光スポット、旨い店...
あかてんは、漢字で書くと「赤天」。島根県の西部、浜田市で食べられている名物で、魚のすり身に赤唐辛子を練りこみ、パン粉をまぶして揚げたもの。表面はサクサクで...