イグアナを食らう。カリブ海の小島の家庭料理は豪快!
いつだってあったかくて、やさしい、おばあちゃんの手料理。家族をひとつにするその味わい、世界の国々にはどんな“忘れ時の味”があるのでしょう。
50カ国の台所から、おばあちゃんの料理を伝えるガブリエーレ・ガリンベルディ(フォトグラファー)によるプロジェクト「In Her Kitchen」。第7回は、カリブ海に浮かぶ小さな島の家庭料理なんですが……これ、インパクトありすぎ(笑)。
【ケイマン諸島】
マリア・ルズ・フェドリック(53歳)
マリアおばあちゃんは、53年前ホンジュラスのカリブ海に浮かぶ小さな島で生まれました。まだ幼いころからレストランで働き始めた彼女。
初めての仕事は12歳の時、小さなカフェでフライドチキンを運んでいたそうです。16歳の時には魚料理のレストランで働きはじめ、20歳になったとき、自分のレストランを持ちたいと心に決めたそうです。「いつだって食べに来る人で溢れかえっていた。私のレストランは、大成功したんです」と、懐かしそうにマリアおばあちゃん。
30歳になった時、ケイマン諸島の男性と出会いました。恋に落ちた2人はすぐに結婚し、彼女は店を閉めて彼と一緒に引っ越しました。
イグアナのグリル、フライドバナナ添え
ケイマン諸島のジョージタウンへと移り住んで23年、イタリアンレストランでたまに皿洗いのアルバイトをすることもあるそうです。2人の子供は成人し、小さな孫が2人。そんな孫たちのため、マリアは故郷の味「ホンジュラン・イグアナ」をつくります。
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