「こども」だって飲みたいときがあるさ!

昭和を感じさせるレトロな茶色の瓶からトクトクと注がれる、よく冷えた黄金色の液体。しゅわしゅわと立つ泡を愛でながらぐーっと一杯。

思わず「プハーッ!」と言いたくなってしまうこのビール、子ども用だとか。

「子どもだって、のまなきゃ、
 やってらんねーよ」

そんなキャッチコピーを引っさげて、平成16年から販売している「こどもびいる」。

その正体は、リンゴの炭酸飲料。もちろんノンアルコールです。でも、後味スッキリでクリーミーな見た目はビールそっくり。

開発のきっかけは
「子どものため」じゃない!?

微笑ましくて可愛らしいこの商品、じつは最初から子どものために開発されたわけではありませんでした。なんでも、ビールが飲めない大人のために、というのがきっかけだったそう。 

このビールを作ったのは、100年続く老舗サイダー会社の「友桝飲料」。彼らの願いは、サイダー飲料を通して世界を楽しませること。

そんな友桝飲料に開発を依頼したのは、当時福岡では珍しかったもんじゃ焼き専門店の「下町屋」。店長が珍しいもの好きで、遊び心たっぷりの人だったそう。そんな店長が、ビールが飲めないお客さんを気遣って、友桝飲料と一緒に作ったのが「こどもびいる」なんです。

「駄菓子屋のリンゴジュースのように甘くまとわりつく後味ではなく、下町屋さんのもんじゃ焼きや鉄板料理の邪魔をしない、爽やかな後味を目指しました」

そんな努力の甲斐もあり、とても優しい味わいに。

「今までにないことをやろう」

それが、友桝飲料のモットー。

確かにHPを見ると、個性豊かな商品が揃っていて、どれも他にはないものばかり。昔ながらの製法で作る「スワンサイダー」は、これまたレトロなラベルで可愛いですし、「n.e.o」はプロによるプロのための本格ジンジャエールという、またひと味違った炭酸飲料。

どれもこれもおいしそうで、あぁ…確かに、飲まなきゃやってらんねーな(笑)。

Licensed material used with permission by 友桝飲料
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。