二日酔いを防ぐ「1杯飲んだら1杯」の法則

どんなに辛い二日酔いを経験したって、お酒だけはやめられない!という人は多いはず。もちろん飲みすぎないことが、体にも、次の日にも、友好関係においても必要なことでしょうけど。

メディカルクリニックの院長・馬渕知子さんは、著書『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア・パブリッシング)のなかで、医学的な視点から二日酔いにならないための方法をまとめています。

ドクター直伝のこの作戦、これからのシーズンに間違いなく役立つはず!

「二日酔い=単なる飲みすぎ」ではない

5b6758dc4fd704245e0fbbba2fb35acd31aedac0

二日酔いの原因は「飲み過ぎ」だと思っている方が多いようですが、一概にそうとはいえません。二日酔いの起こるメカニズムにはあらゆる要素が関係していますが、その中でも大きな原因となるのは、「アルコールの解毒機能のオーバードーズ」と「アルコール離脱症状」の2つです。

まず取り上げたいのは「アルコールの解毒機能のオーバードーズ」。要するに、「自分の肝臓能力を超えたアルコールを摂取する」ということです。体内に入ったアルコールは、肝臓に運ばれて分解・処理されていきます。肝臓は人体で最も大きな工場と呼ばれるくらい働き者ですが、限度はあります。肝臓がアルコールを分解できる速度を簡単に覚えておくならば「体重1㎏あたり1時間で約0.1gのアルコール」となります。

たとえば、60kgの人が缶ビール1本(350ml)を飲んだ場合を考えてみましょう。

【60kgの人が1時間に分解できるアルコールの量の計算】

0.1g×60kg=6g

【缶ビール1本のアルコール量(アルコール度数5%)の計算】

350ml×0.05(アルコール度数)×0.8(アルコール比重)=14g

【アルコールの分解にかかる時間の計算】

14g÷6g=約2.3時間

つまり、体重60kgの人は缶ビール1本のアルコールを分解するのに約2時間30分もかかるということです。これはあくまで目安であり、肝臓が持っている能力は生まれ持ったものですから個人差はあるのでご注意ください。

こうして朝になっても分解しきれないアルコールの残骸たちが、二日酔いのひとつの原因になります。まずは自分の肝臓能力レベルを知ることです。そして、もしも能力以上の仕事をさせたいならば、肝臓に鞭を打つのではなく補助してあげてください。それが二日酔い対策の第一歩となるのです。

二日酔いになる
もう1つの理由

B33b5ef0a21260f76f0d7781c841df485d8cf86e

二日酔いを起こすもうひとつの要素が、「アルコール離脱症状」です。離脱症状と聞くとアルコール依存レベルの問題かと思うかもしれませんが、じつは日頃のアルコール摂取でも軽度の離脱症状は起こっています。代表的な離脱症状は、脱水症状、胃腸障害、そして炎症の悪化です。 

【脱水症状】
アルコールには利尿作用があります。お酒を飲んでいることで水分も一緒に摂っていると思ったら大間違い。飲んでいる以上に、尿として水分が出てしまっていることが多く、脱水症状を引き起こします。

【胃腸障害】
アルコールは胃に刺激を与え、胃酸分泌を活発化します。過度な刺激は、胃の中を胃酸過多にしてしまい、吐き気や胃痛などの原因になります。

【炎症の悪化】
体に傷があるときに医者からアルコールを控えるように言われたことはないでしょうか? 炎症が起こっている場合、アルコールの離脱症状がその状態を悪化させることがあります。

このように、様々な要素が二日酔いを作り出しているのです。逆をいえば、これらの要素を予防するケアさえすれば、少々飲み過ぎても二日酔いにはならないともいえます。ビジネスパーソンにとってアルコールは欠かせない交流と交渉のアイテムでもあります。二日酔い撃退策を熟知して、上手に付き合いましょう。

二日酔いを防ぐ
「1杯飲んだら1杯」の法則

1113b680995d692948c832c9be601c524951255a

二日酔い対策は複数ありますが、最も手軽な方法は、水の力を借りることだと思います。やり方は簡単で「お酒1杯につきチェーサー1杯」のペースで、アルコールと水を交互に飲むようにするだけです。

私たちが普段よく行っているのは「二日酔いになってしまったら水を飲む」や「吐いてしまったら水を飲む」といったこと。二日酔いや悪酔いの状態になってしまった後で、初めて水を飲むという場合が多いのではないでしょうか?

水分補給は確かに対処法としても有効です。しかし、飲んでいるときにしっかり水分補給をしていれば、そもそも悪酔いも二日酔いも未然に防ぐことができる可能性が高いのです。

翌日に重要な予定があるときには、必ずチェーサーを手元に置き、水を飲みながらしっかり水分補給をすること。すきっ腹で飲まない、一気飲みをしない、飲みすぎない……といったことももちろん心がけるべきですが、ぜひ「ジョッキを空けたら、まずチェーサー」を試してみてください。それだけで、より美味しく、楽しく、そして長く、お酒を堪能できることでしょう。

コーヒーとビールで健康管理できたり、メンタルの向上に役立つなんて言われても、にわかには信じがたい話ですよね。そこでこの本のご紹介。メディアカルクリニックで...
お酒だけで済めばいいんだけど、どうしても手が伸びてしまうのがそう、おつまみ。だって、これなしでってワケにもいきませんからね。おいしく、楽しく飲むためにも、...
体の酸化を食い止め、病気を予防する。そこにビールが関わってるって!?
シーンに合わせて選べるほど種類豊富なコーヒー。わたしの妄想フル回転で、時間と気分で飲みたいコーヒーをチョイスしてみました。
ロンドン市民でさえほとんどの人はその存在を知らないと思います。自分たちの大切な文化だというのに!
カナダのケベック・シティにある「Hotel de Glace」は、毎年テーマが変わるアイスホテル。前回の冬、2018年のテーマはサーカスでした。2019年...
コーヒーは、起き抜けよりも「他の時間」に飲むほうがいいらしい。それは一体いつなのでしょうか。
コーヒーを飲んだほうが仕事がはかどるけど、飲み過ぎはちょっと……と罪悪感を持っているみなさん!この「コーヒー狂」の偉人たちを知れば、むしろもっと飲んでもい...
ニューヨークで今もっとも影響力を持つ10人が、どのようにコーヒーを朝の生活に取り入れているか。お気に入りのコーヒーとともに紹介されています。最新のコーヒー...
医学博士は言います、太る原因がビールにあるわけではないと。さらには、病気知らずの体づくりにビールが役立つとまで。
メイクアップ用として、よく使われるグリッター。どうやら海外では、食べ物にコレをトッピングするレストランやバー、カフェが増えてきているようです。
「Rebel Coast Winery」による、カリフォルニア産ソーヴィニヨンブランを使ったワインには、アルコールが入っていません。だから、いくら飲んでも...
これは、豪・モナシュ大学が肝臓疾患のある1,100人の患者を対象に調査した結果だそう。オーストラリアのラジオ番組「3AW Breakfast」では、こんな...
赤、白、ロゼ、アルコール度数が一緒なら、酔い方だって同じはずと思っている人たちへ。ワインの色によって「二日酔いの度合い」がまったく違うという事実を覚えてお...
カフェでバリスタが専用器具を使って一杯ずつ淹れてくれる本格ドリップコーヒーの「インスタント」版なんですよね。だからわたしは"ドリップ式"が好き。
結論から言うと、「ECOSIA」というドイツ発の検索エンジンを利用すれば、運営会社がアフリカや南米、東南アジアなどの森林伐採や砂漠化が進む地域に植樹をして...
つい先日、世界各地の1ドルで飲めるビールの量を公開されました。
よく一日に何杯もコーヒーは飲むものじゃない、なんてことを耳にしますが、あれってなんでかわかります?
最近「お酒の量がめっきり減った」のは、体力的な問題?そう自問自答する人へ向けた記事がこちら。「Elite Daily」が、医療ジャーナリストのKevin ...
朝のコーヒーは豆から挽いて淹れています。今思うのは、一杯だけ淹れることが多いからサーバーはいらなかったし、金属のドリッパーならペーパーフィルターを買い置き...
宅飲みで余った気の抜けたビールを、もったいないと思いながら捨てている人は多いと思います。けど、楽しく飲むばかりがビールじゃない。料理に使えるビールの活用術...
「アウトドアでも淹れたてのおいしいコーヒーを楽しみたい!」というコーヒーファン&アウトドア好きにオススメのコーヒープレス、ドリッパースタンド、グラインダー...
ニュージーランドのウェリントンは、コーヒーも有名だけど、クラフトビールだって有名なんです。この記事では、地元で人気のクラフトビールブランドのオーナーがおす...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...