冷えたビールに枝豆、栄養面でも最強コンビだった

ビールのおつまみに枝豆。この組み合わせ、何のギモンもないはずです。では、どうして最強コンビが生まれたのか。

その理由が、医学博士である大川章裕さんの著書『「病気知らず」の体をつくるビール健康法』(幻冬舎メディアコンサルティング)のなかにありました。本書から少しだけご紹介しますね。

アルコールの分解を促す
デキるおつまみ、それが「枝豆」

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©iStock.com/deeepblue

ビールのお供といえば「枝豆」と誰もが答えるほどの定番となっていますが、じつはこの組み合わせが栄養的にも理にかなっていることをご存知でしょうか。

枝豆は「畑の肉」といわれるほど栄養価が高く、糖質や脂質のほかに、ビタミン類、ミネラル類、大豆には含まれていない抗酸化作用のあるβカロテンも豊富に含んでいます。さまざまなアミノ酸も含まれており、良質なタンパク質を摂取できるのが特徴。

アルコールを代謝する肝臓も分解する酵素もタンパク質でできているので、良質なタンパク質を摂ることで肝臓の代謝機能が促進され、結果としてアルコールの分解も活発になるのです。

では、「ビールに枝豆」が当たり前になったのはなぜでしょう。この疑問を調べていくと、面白いことが分かりました。

定番になったのはいつから?

枝豆がおつまみの定番になったのは、昭和30年代の高度成長期。一般家庭に冷蔵庫が普及したことで、ビールが爆発的に飲まれるようになったのがきっかけです。

そこで、当時庶民の食べ物として人気だった枝豆とセットになったそう。つまり、枝豆は庶民の食べ物という扱いだったようです。それはなぜでしょう?

これには、国内にお米が余るようになった、昭和40年代の「減反政策」が関係していました。政府は、お米の生産を抑えて他の作物を作るようにと農家に求めました。この減反政策によって、栽培が容易な枝豆を作る農家が急増した結果、市場にも枝豆がたくさん出回るようになったわけです。

そうなれば手頃な値段で手に入る上、茹でるだけの手軽さから、どこの家庭でも枝豆をおつまみにするようになり、不動の地位を築き上げたのでした。

この最高のコンビは、高度経済成長期と減反政策の影響によって誕生したということです。それが栄養的にも優れた組み合わせだったことが、なかなか興味深いところです。

※この内容は、書籍『決めました。無印良品の家に』(ワニブックス)から一部抜粋、編集したものです。

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