ニューヨーカーの朝コーヒー
ニューヨークで今もっとも影響力を持つ10人が、どのようにコーヒーを朝の生活に取り入れているか。お気に入りのコーヒーとともに紹介されています。最新のコーヒートレンドが垣間見えるだけでなく、試してみたくなる飲み方まで。
「Gear Patrol」より、ライターJ.Travis Smithさんの記事をどうぞ。
01.
Sarah Lewitinn
Aritzia音楽ディレクター、DJ、ライター
My Favorite:
フレンチプレスにSplenda(甘味料)とアーモンドミルク
Style:
ヨーグルト、グラノーラ、ぶどう、シュガークッキー
そもそもカフェインが体に入っている状態が私のデフォルト。なにせ母は、私が3歳の頃から週末にシュガークッキーに合わせてトルコ・コーヒーを飲ませていたくらいだから。
そんな私の朝は、フレンチプレスで淹れたコーヒーから始まります。あとフレーバーコーヒーを買い漁っているんだけど (「Sensuous Bean」のバナナクリームパイ、「Urban Market」のパンプキンスパイス)、一番のお気に入りは、やっぱり普通のフレンチローストですね。
それにSplendaとアーモンドミルクを足しています。時間があれば、グラノーラ入りのヨーグルトとぶどうを添えて。本当はシュガークッキーのほうが性に合うんだけどね。
02.
Jeff Stark
風変わりなイベントガイド/メルマガNonsense NYC編集者
My Fvorite:
セカンドウェーブの豆をフレンチプレスで淹れたコーヒーを二杯
夜は遅い割に朝は8時起きだから、毎朝ウンとダークなコーヒーをフレンチプレスに入れて、朝食に合わせて一杯、夕方に一杯飲んでいます。いまや朝目覚めてから一時間以内にコーヒーを飲まないと頭が痛くなるんだ。もう中毒だね。
それはさておき、僕はコーヒーオタクの中でもセカンドウェーブの信者。だからもっぱら買うのは近所のコートストリートで1948年からある老舗「D’Amico Coffee」」のオーガニックかつ日陰で育てられてきた、コロンビアのフレンチロースト。
サードウェーブは嫌だな。酸っぱい豆はエスプレッソマシーンにでも入れなければ微妙としか言いようがないと思うんだ。
03.
Stephen Pulvirent
Bloomberg Pursuits共同編集者
My Favorite:
ボダムのフレンチプレスで淹れたコーヒー
Style:
近所のフランス菓子専門のパン屋さんから買った、クロワッサンもしくはKINDバー。BGMはWNYCの『On the Media』。
コーヒー好きの僕にとって、美味しいコーヒーを淹れてリラックスするのは至高の週末の過ごし方。まずは豆をひいて(Oslo CoffeeのFreyaダークローストもしくはKonditoriのハウス・スウィディッシュ・ロースト)、それからボダムのフレンチプレスに入れて、浸す。
そうしてWNYCの『On the Media』(のポッドキャスト)をかけて、InstagramやPinterestに目をやり、コーヒーをたしなみながら次の一時間を過ごす。それでもって贅沢な気分が味わいたければ、近所のフランス菓子専門のパン屋さんで買ったクロワッサンを食べるけど、普段はKINDバーとか軽いもので済ませてるよ。
毎週土曜日は仕事がない限り、これがルーティン。"お休みモード"に心を入れ替えるのには最適だね。
04.
Daniel Lewis
Brooklyn Tailorsの創始者兼代表テイラー
My Favorite:
ボダムのフレンチプレスにたっぷりコーヒーを淹れる
メールをかき分けたり、ブレンナと一日のスケジュールを組んだりと、ほとんどの仕事は家のオフィスからしています。この時間までにスタジオに入らないという厳密な決まりがないので、ベッドでだらけてしまうのも事実。
そんなとき、ベッドから起き上がるモチベーションとなるのがコーヒー。フレンチプレスにたっぷり淹れます。ブルックリン人同然、僕もエスプレッソも水出しコーヒーも大好きだけど、朝はとにかく強めに淹れたコーヒーをガブ飲みしたくて。
05.
Steve Hindy
元APジャーナリスト、Brooklyn Breweryの創始者
My Favorite:
ダブルエスプレッソを2杯
Style:
ピーナッツバターグランチとブルーベリージャムが塗られたバゲット
朝目覚めたら、まず最初にエスプレッソマシンの電源を入れて、猫に餌をあげるのが日課。イタリア製Rancilioのエスプレッソマシンでダブルエスプレッソを2杯淹れてるよ。
スターバックスのイタリアンローストをいつも買っているんだけど、僕の親友Matthew Reichが淹れてくれるコーヒーが絶品なんだ。エスプレッソを飲まないと、もはや一日が始まった気がしない。それはまるで一日にぽっかり穴が空いてしまったような感覚。
それから、僕のキッチンは朝冷えるからマグを30秒ほどレンジでチンしてる。でもそれは、最初の一杯だけね。
06.
Krystle Mobayeni
BentoBoxのCEO
My Favorite:
スキムカプチーノ
Style:
(ときどき)アボカドトースト
カプチーノをもらった瞬間って、フォームアートが新鮮で美しいですよね。アレが大好きで。カプチーノは上のレイヤーが一番美味しいと思う。コーヒーの世界であれはキャビアのような立ち位置、と私は思っています。
プラスチックのフタをかぶせる前にそれをちょっとだけすする。そうして職場へ向かうのが日課です。
07.
Ryan McGinness
My Favorite:
Mr. Coffeeよりドリップしたコーヒーに無脂肪牛乳とアガベシロップを投入
Style:
自分でデザインしたマグに入れる
美味しいコーヒーを飲むために、そこまでお金をつぎ込む必要なんてないんだよ。どんなものも、シンプルが一番。そこで僕が心を決めたのは、「Mr. Coffee」の4カップコーヒーメーカー。20ドル。Delay Brew (コーヒーを淹れる時間をあらかじめセットできる)という機能つきで、掃除も簡単。
僕はいつも目覚めるときに淹れてくれるようセットしているよ。自動化できるものは多ければ多いほど望ましいからね。
08.
Steve Coll
コロンビアジャーナリズム学校学部長、ピューリッツァー賞ジャーナリスト部門受賞者
My Favorite:
強くてダークなローストをポット半分〜3/4ほど
朝目覚めたらPeetsもしくはスターバックスのコーヒーで、強めのダークローストをポット半分から3/4ほど淹れます。飲み方はいつもブラック。相性が最高なコーヒーとタバコの組み合わせを思い出すんですよね。残念ながらタバコはもう辞めちゃいましたけどね。
理想としては、新聞を読みながら大きなマグに入れたコーヒーを2杯ほど時間をかけて飲むこと。でも子供がまだ2歳なので、実際のところは車のおもちゃで遊んだり、一緒にフットボールをしたり、お城ゲームをしたりが常。
でも、妻に交渉してたまにコーヒーブレイクをとらせてもらっています。日によってはバターを塗ったベーグルトーストに小さなヨーグルトを食べたりもしますが、ほとんどの場合、僕は朝食は摂りません。
09.
Jeff Raider
男性のためのグルーミング会社、Harry’s共同設立者
My Favorite:
冬は、ライトローストしたホットコーヒーにホールミルクを合わせて。夏は、アイスコーヒーもしくはアイス抹茶
仕事に行く前は、必ずコーヒーを買っています。頼みたいものや気分に合わせて場所を変えていて3、4店舗ほどを愛用していますね。
夏はアイスコーヒーか、冷たい抹茶をオーダー(一番美味しいのは、「Ground Support」の抹茶)。冬はもっぱらホットコーヒー(普通のコーヒーを頼みたいのなら、「Gasoline Alley」がもってこい)。美味しい食べ物を求めるときは、Pi Bakerieが打ってつけ。これらは全部仕事に向かう途中にあるんです。脳をリフレッシュさせて、一日に備えるのにはぴったりな散歩道なんです。
10.
Andy Katz-Mayfield
男性のためのグルーミング会社、Harry’s共同設立者
My Favorite:
ライトローストにホールミルク
僕が朝頼むのはライトロースト。それにホールミルクを淹れて(寒いときはホット、暑いときはアイス)。SOHOにある職場までは毎日歩き。この区間にはたくさんいいスポットが集結しているので、毎回別ルートをとって新しいところを発掘する楽しみがいいね。
最近のお気に入りは、「Stumptown」と「Third Rail」かな。Ground Supportも「Gasoline Alley」もいい。時間があればSOHOにある「Chobani」に立ち寄りますね。