息子が「レディースの仮装」を選んだとき、不安と愛があふれた。

バタバタと廊下を駆けて、お父さんにパンプキンをお披露目。明るいうちに仮装をして街へ繰り出す準備をする。楽しみにしていた年に一度のイベントがやって来ました。

「ねぇパパ見て!パンプキンとってきたよ!」
「すごいな二人とも、一緒に彫って玄関に飾ろうか」

「仮装して、キャンディーをもらいに行かないとね!」

けれど、二人が選んだのは
男女逆の衣装だった。

当然のように「ワンダーウーマン」は娘に、「バットマン」は息子に用意していたお母さんは、二人がとった行動に言葉を失ってしまいます。

「二人とも、見ててね!」
『トリック・オア・トリート!』

「大丈夫、きっと……」。

「あらびっくり、こんなにカワイイ子たちが来てくれるなんて!はい、おやつをどうぞ」

“自分らしさ”を
あつめるハロウィン

例えばディズニーランドで、男の子がシンデレラのドレスを着ていたらおかしいでしょうか?女の子がスパイーダーマンに変装したら、格好悪いでしょうか?

「誰もがヒーロー、ヒロインになれる」

動画を制作した『Landwirth Legacy Productions』は、このメッセージを2分間に込めました。

もらったお菓子の数だけ、褒めてもらえたぶんだけ、今日の自分を好きになれる。きっとそれは子どもたちだけではなく、普段は見せられない自分を、コスチュームで演出したすべての人に共通すること。

今日だけじゃなく、いつだって「自分の好きな姿でいいんだ」と思えるようなキッカケが、ハロウィンから生まれることを願っているのです。

遊び疲れて、仮装したまま眠ってしまった子どもたち。動画の最後は、お父さんのこんな言葉で終わります。

「My Heroes」

無邪気に心のまま行動した子どもたちは、次の未来をつくっていく希望の光。両親にとってだけではなく、性別や肌の色にとらわれない、ボーダーレスな社会を築くためのヒーローです。

この動画は#MyHeroesのハッシュタグで世界中にシェアされ、Instagramでは、タグ付けされたヒーロー仮装が数多く投稿されています。

Licensed material used with permission by Landwirth Legacy Productions, (YouTube)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。