ADHDの僕が伝えたい「たったひとつのコト」。

唐突ですが、僕はADHD。いわゆる、発達障害と言われる特性を持っています。

特徴をざっくりと言ってしまえば、能力の偏りが激しすぎて、周囲から浮いちゃうことでしょうか。ときには周囲に迷惑をかけてしまったりも……。

僕自身そうとうぶっ飛んでいると言われるのですが、不思議なもので、こうした特性を持つ人間の周囲には、同じような人が集まってきます。まずは、そんな僕たちの“不思議な世界”をみなさんに紹介させていただこうと思います。

01.
「悟りの境地」と言えるほど
モノにこだわりがない

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ADHDの人はこだわりません。まったくと言っていいほど、モノに対する執着がないのです。

ある意味で達観しているというか、シンプルそのもの。食事も養分を摂取していれば問題ないので、つい食べるのを忘れてしまうことも。気付いたら一日何も食べていなかった、なんてこともザラです。

服も着られれば問題ないので、基本買いません。寒かったら、その場で買い足せばいい。それくらい興味がないです。同じADHDの友人と遊ぶと、たまにタグを付けたままのときがあります。きっと寒くて会う直前に買っちゃったんでしょうね。

02.
1〜2時間の遅刻もザラ

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基本的にADHDの友人と待ち合わせをする場合、1時間の遅刻は最初から考慮に入れて行動します。だって時間の感覚がズレているんですよ。「ちょっと遅れる」の「ちょっと」が1~2時間でも普通(笑)。

03.
究極の合理主義?

雨の日にどこかお店に入って、そのまま傘を忘れてしまう経験は誰にでもあるかと思います。でも、最近僕は絶対に傘を置き忘れなくなりました。

なぜか?

必ず置き忘れるので、そもそも濡れてもいいと割り切って、傘を持ち歩かなくなったからです。ちなみに、ADHDの友人の中には、傘を一日に4本なくした猛者もいましたよ。

04.
諦めがつくほど“抜けている”

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ADHDの人は基本的に不注意です。ミスをしない日がないと言ってもいいくらい。そして、多くの人はそれを「しょうがない」と諦めています。

ちなみに僕は、今まで3回車に轢かれかけていますし、締め切りを忘れるなんてザラです(ビジネスでは大問題ですね)。雨の日の下校中に用水路で遊んでいたらトラックの接近に気づかず、避けようとして用水路に落ちてしまい隣町まで流されてしまった友人も……。

そうそう、駅の改札を通るときに間違って家の鍵を出してしまい、「あれ?なんで通れないんだ?」と状況が呑み込めないこともしばしばです。

05.
部屋の掃除がエンドレス

ADHDの人の部屋は、高確率でかなり汚ない。もちろん、僕の部屋も相当なものです。

以前に比べてかなり改善されましたが、掃除は今でも苦手。なぜ汚くなるのかといえば、掃除をする最中に別のものに気を取られてしまうからです。

たとえば、掃除機をかけようとしたとします。その途中で、読みかけの本を発見します。すると、興味の対象が「本」へと移行してしまうので、掃除をしようとしたことを忘れてしまうのですね。手に掃除機を持ったまま本を読み始め、なぜ自分が掃除機を持っているのかさえ分からなくなってしまったことも。

「そんな僕たちと一緒に
笑ってみてください」

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これらの特徴を見ると、ちょっと前までなら「天然」って言われていた部類ですよね。いつのまにか「障害」になってしまいましたけど……。

でも、不思議な世界に生きている僕たちとは、「障害」という視点だけでなく、愛すべき「天然」としての視点で付き合ってみてくれませんか?きっと、独特な世界を垣間見ることができると思います。

僕たちと一緒に笑ってみてください。お互いに、ちょっとだけ心が軽くなる気がしますよ、少なくとも僕は。

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