「10秒前の世界」を撮影できるカメラ

「ちょっと待った!」

誕生日パーティーで乾杯をしようとしたときに、ある友だちがこう言ったんです。そして、少し慣れてないような感じで、もたつきながらも、スマホを片手に「はい、いいよ〜」の一言。

だけど、撮れたものが気に入らなかったみたいで、Instagram用に2回目の乾杯。

そこまでこだわる?と考えていたところで「Roader」の機能を知ったので、ストーリーをよく投稿している人にオススメしたいなと思ったんです。

過去に遡れる
タイムマシーンカメラ

「Roader」は、タイムマシーンカメラとも呼ばれています。その理由は、ボタンを押した10秒前から、ボタンを押した10秒後までの、約20秒を動画におさめることが可能だから。分かりやすく例えるなら、ドライブレコーダーの仕組みと同じ。

だから、「シャッターチャンスを逃した!」ということもなくなるでしょう。しかも、両手がフリーになるから普通に乾杯もできるし、一番楽しんでいるリアルな瞬間を記録に残すこともできるかもしれません。

開発者Sjoerd PitstraさんとJoost Godeeさんは、2013年にロシアで起きた隕石落下を目の当たりにして、このカメラを作ろうと考えたのだとか。彼らは希少な現象を撮影できなかったことが、非常に悔しかったそうです。

最初は、ストーリーを投稿する人にオススメしたいと言ってたけど、面白い瞬間は狙って撮れるものではないから、自分でも「欲しいかも」なんて思ったり…。

Licensed material used with permission by Roader
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。