逆転の発想。「虫喰いをデザインにする」。

衣替えをして、気に入っている服に虫喰いの穴があいているのを発見したときは、地味にショックでした。しかもよりによって一番目立つ胸のあたり...。それからはタンスには常に防虫剤を切らさないようにしているのだけれど。とにかく一般的に「虫喰い」ってマイナスなイメージだと思います。

そのイメージを変えてしまったのが、〈RetRe〉という木工品ブランドです。

「虫喰い」もデザインとして楽しむ!

富山県にある尾山製材がデザイナーの山崎義樹さんとともに立ち上げた、虫喰いのナラ材を使ったブランド〈RetRe〉。

昔から、穴があいた虫喰い材は「使いものにならない」という考えから、山に放置されていました。利用されることがあっても、その多くは元の木の形状がわからないオガクズとして。

製材を生業としている者として、木が無駄になってしまう状況を見過ごすことができず、「どうにかしてこの現状を変えることはできないだろうか」という思いから生まれたのがRetReだったのです。

筒状の花器は、なかにガラス管が付属しているので、生花を生けることもできます。

黒い模様は、木が朽ちて土にかえっていく過程で出る菌の影響によるもの。丸太を仕入れてからすぐに加工するのではなく、一度木を寝かせることでこの美しい模様が生まれます。面白い表情が出るまで、1、2年も待つのだというから驚きです。

虫喰い材での制作について、尾山製材の代表である尾山嘉彦さんはこのように話しています。

「いまだにどれくらい寝かせればよいのか判断を付けるのはとても難しい。自分でも"この時代に、2年も寝かせててどうするの"とも思います。でも、そうしないと面白い表情に出会えないのです。この時代だからこそ、誰もしないことを見出すために粘っているのかもしれません」

木の表情を楽しむために、あえて文字盤を付けずに作ったというシンプルなデザインの壁掛け時計。

ブロックをまとめれば小さな鍋敷きに、間隔を広げれば大きな鍋敷きに。

こちらのページから購入可能。個人的には、ドライフラワーを飾れる「虫喰いのボール」も気になりました。

Licensed material used with permission by RetRe, (Instagram), 尾山製材
子どもの仕事体験施設「キッザニア東京」で開催される「KIDZANIA AWARD PROGRAM 2020/スニーカーデザインコンテスト」が、10月20日...
「wa/ter」は、インテリア制作の過程で出る「ゴミ(廃材)」にデザインの力で新しい価値を与え、別のインテリアに生まれ変わらせるプロダクトブランド。ゴミを...
日々、改善されているWEBサイトのデザイン。そんな変遷を閲覧できるWEBサイト「Web Design Museum」の紹介です。
スウェーデン「TRANSPARENT SOUND」から斬新な透明デザインのスピーカーが登場。インテリアとしても成立するデザインで、快適な音楽ライフを実現する。
“今がツラい”みなさまを自由にするための12星座占い。元銀座ホステス・開運アドバイザー 藤島佑雪先生が、今週のアナタが「ツラい」と感じること、悩むことにお...
照明にとって最も重要なのは光る部分かも。そこがデザインされてないのはもったいない。D-DIGN Lightシリーズは、そんなコンセプトから誕生しました。
グッドデザイン賞2017を受賞した「さがデザイン」という取り組みを、同取り組みの一貫であるオンラインポストカードをとっかかりとして紹介する。「さがデザイン...
「ecoBirdy」はゴミになってしまう“プラスチックおもちゃ”を回収して、新しいキッズ用インテリアを製造しています。
昨今、スタンド型やパッドタイプなど、あらゆる形状の充電器が販売されていますよね。でも、充電以外の機能が備わっているものって、あまり見かけない気がします。た...
2017年、バルセロナで開催されたデザインコンテスト「7th jumpthegap」で大賞を受賞した『Panacea』。置く場所やシーンによって、形を変え...
「パンツ」って、値段も大きさも、使い勝手的にもプレゼントにモッテコイだと思いませんか?なぜか「ちょっと変なもの」をもらっても、嬉しくなっちゃうのもいいとこ...
火星居住区環境のリサーチからデザインまで、およそ2年をかけて発表されたコレクション「The MAD Martian Collection」。ダイニングテー...
無人運転を想定した、ブダペスト地下鉄1号線用の新車両デザインです。
ご存知の通り、「本の虫」とは読書が好きで好きでたまらない人を指す言葉。コレ、てっきり日本独特の言い回しだと思っていたけれど、調べてみたら英語でも「book...
カナダ・バンクーバー出身のアーティストDaniel Nelsonさんが手がけたスケートボードデッキ。流木と水色のUVレジンからできていて、川の水面をそのま...
虫嫌いなら拒絶すること間違いなしですが、専門家が「養蜂」を真剣に考えた結果生まれたものなんです。
「ドームコンフォーター」は、シリコンバレーの最先端の睡眠医学に基づく革新的な睡眠グッズ。『スタンフォード式最高の睡眠』の著者で睡眠研究の第一人者でもある西...
新たに日本産ゴキブリに加わったこの2種、どちらもあの忌々しい姿からは想像もつかないほど、美しいじゃないか!
フィンランドのさまざなプロダクトを集約した類稀なるデザイン展 「WILD AT HEART」が今月12日(月)まで「駐日フィンランド大使館」敷地内のパビリ...
応援購入サービス「Makuake」で販売中のバックパック「UPIXEL」は、専用のチップをバッグ背面にはめることで、自作のドット絵を簡単にデザインできるユ...
たとえキッチンに置く計量器ひとつでも、デザインに妥協したくない人にはもってこい。
0時から6時にかけて“しぼみ”、6時から12時にかけて“ひらく”。「Solstice Clock」は、まるで花が呼吸しているかのような壁かけ時計です。
「デザインマスク」を専門に扱うECプラットフォーム「MASK WEAR TOKYO」が登場。マスクの着用が日常になりつつある今、ファッションとしてマスクを...
そんななかで『MONG MONT』は、インテリアの邪魔をしないという今までの考えではなく、むしろ壁に飾って見せるための<芸術性>を重視してつくられました。...