ひと晩寝かせた「魔法」のコーヒー
次から次へと新しいカフェがオープンしている日本。
それくらいコーヒーラバーな日本人はたくさんいるんですね。
じつは、欧米や日本に負けないくらいモロッコでもカフェ文化が根付いているのだそう。タジン鍋やクスクスを使った料理が有名ですが、その一方でコーヒーもかなり愛されているみたい。
毎朝新聞を読みながらゆっくり一杯……なんて具合に、もはや生活の一部に溶け込んでいるんだって。そして、料理にハーブやスパイスをふんだんに使う彼らなだけに、なんとコーヒーにまでスパイスを求めちゃうみたい。「Food52」のKaren Loさんがいうに、究極の味わいが楽しめる"魔法のコーヒー"には、このスパイスが欠かせないのだとか?
シナモンを入れたコーヒーを
ひと晩寝かせる!
新しいコーヒーを考案するとき、私たちは手法や最新ツールに目を向けがち。(たとえば水出しだとか、新たな器具を使うとか)。
ですが今回は具材に注目。
その名も「魔法のコーヒー」。
アイスコーヒーに対する考えが、ガラッと変わるはず!
このコーヒーのおいしさの理由は「シナモン」を使っているから。
シナモンを入れると、シンプルなコーヒーでも、スパイシーかつ複雑な味に変えてくれるのです。この方法は、モロッコや中東などで人気なのだそう。私が今回ご紹介するのは、このコーヒーにさらにダークブラウンシュガーを小さじ何杯か加えて、ひと晩寝かせるレシピです。これをすることで、感動の味に大変身。
ミルクとクリームを入れてもいいですし、あるいはフェンネルとアーモンドエッセンスをプラスして、スカンディナビア風に仕上げるのもアリ。
リッチな味わいのこのコーヒーさえあれば、朝もバッチリ目が覚めそう。
そして、何が一番魅力かというと、応用が効くところ。
たとえば、シナモンの代わりにカルダモンを使うとか。ベトナム人のようにまろやかさを求めて、ミルクの代わりに練乳を入れるとか。何をどう入れても、最終的にはおいしい一杯ができちゃうから、"魔法"のコーヒーなんでしょう。
まずはベースのコーヒー作り…
〈材料〉
・粗挽きコーヒー:2/3カップ
・水:3カップ
・シナモン:ティースプーン1杯
・ブラウンシュガー:テーブルスプーン3杯1.材料を蓋つきのジャーに入れてかき混ぜる。
2.カバーをして、一晩冷蔵する。
できあがったら仕上げを…
〈材料〉
・ミルク(またはクリーム、またはハーフアンドハーフ)
・氷:適量1.茶こしなどでコーヒーをこしたら、保管しやすいよう瓶に戻す。
2.氷を入れたグラスにコーヒーを3/4ほど注ぎ、ミルクを入れて完成。