ジブンで淹れてこその「水出しコーヒー」

コーヒースタンドにいけば、もう当たり前のように水出しコーヒーがありますが、この「水出し」ってただ水で抽出すればいいってわけではありません。

そもそも、何をもって水出しなの?アイスコーヒーとの違いは?今さら聞けない水出しコーヒーをおさらいしながら、自宅でカンタンにつくれる3ステップを「Food52」がご丁寧に動画付きで紹介していました。

アメリカはこの夏も水出しフィーバーのようですよ。

最高の“水出し”を
自分でつくるシアワセ

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喩えるならば、水出しコーヒーはアイスコーヒーの粋な兄弟。同じものでつくれれているんだけれど、こちらのほうがイケてるようで。そう、今夏のスタイルといえば水出し。カフェインたっぷり、キンキンに冷やした一杯。こんな説明をされれば、必然的にお財布の紐も緩んでしまいますよね。

水出しコーヒーとアイスコーヒーの大きな違いは「温度」です。名前の通り、水出しだからお湯は使いません。では、これが味や濃さにどのような影響を与えているのか?詳しく見ていきましょう。

通常のアイスコーヒーとコールドブリュー、決定的な違いはここ。

◎酸度の低さ:
熱湯にさらさない水出しコーヒーは、そもそも化学的アプローチがドリップコーヒーや通常のコーヒーとは違います。また水出しは酸度が低めのため、お腹を刺激することも少ないのが特長。ホットコーヒーは急激に冷やすことでほろ苦く仕上がりますが、酸度の低い水出しには自然な甘さが残ります。

◎氷が溶けて薄まったりしない:
氷を入れたコップにホットコーヒーを注いだ経験があれば、水で薄まったそれを飲んでいるはず。悲しい気持ちになりませんか?けれど、水出しコーヒーならば、そんな不快感も払拭。というのも、そもそも冷えた水から抽出するわけでし、それでなくても室温程度なので、氷を入れるか入れないかはお好み次第。

◎カフェイン強め:
たしかにカフェインは熱湯のほうが溶けやすく、抽出されやすい成分です。でも水出しコーヒーのほうが実際のところコーヒー豆に対する水の割合が高く、抽出に時間もかかるため、カフェインが強め。強さを抑えたい場合は、ミルクかクリームを足せばOK。

コーヒースタンドでも水出しは、アイスコーヒー以上に値が張ります。ならば自宅でつくって、それを持って移動すればいい。たった3ステップでおいしい水出しの完成です。

大きな容器でもフレンチプレスでも、メイソンジャーでもOK。毎日水出しが飲みたいという人は、専用容器も売っていますが、コーヒーと水さえ入れば、容器はどんなものでも構いません。

ここでは、私たちが一般的に使用する、家庭にある容器とフレンチプレスを使用した方法をご紹介。水出しコーヒーを淹れるのって、こんなにカンタンだったんだ!

コーヒー豆は
粗めに挽くが正解

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コーヒー豆と水の割合、これは飲む人の好みいかん。参考までに豆3/4カップ(160g)、水4カップ(800cc)の場合、フレンチプレスで945ミリ抽出が可能です。容器に合わせて量を2倍(豆+1.5カップ、水+4カップ)に変えたり、3倍に変えるのもOK。

次に豆を粗く挽いていきます。非常に粗く、です。細かく挽きすぎてしまうと、濁ったコーヒーになってしまうので要注意。

水に浸けたら
あとは待つのみ

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フタを必要としない容器(プラスチックでも、ガラス製でも、セラミック製でもOK)にコーヒーを注ぎます。コーヒーとお水が収まる、深めの容器を選びましょう。さらには漉すときに持ち上げられるくらい軽めのものがおすすめ。

フレンチプレスの場合は、コーヒーをキャニスターの一番下に入れます。容器を使う場合もフレンチプレスの場合も、お水はゆっくり足していきましょう。やさしく混ぜながら、コーヒーの粉をまんべんなく湿らせていくイメージで。

大きな容器を使う場合は、チーズクロスやガーゼで上を覆ってあげましょう。フレンチプレスの場合はフタをかぶせて(でもつまみはまだ押さないで)、室温で12時間ほど放置します。

長い時間浸しておくとしっかり抽出できるので、あまり焦らず気ままに放置してあげるくらいでOK。

じっくり、漉していく

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容器を使っている場合はクロスを外します。クロスはこし器に移しましょう。大きめのピッチャー、あるいはボウルなど、水出しコーヒーを淹れる容器を用意します。

放置しておいたコーヒーは、こし器を通して抽出し、フィルター処理が終わるまで最後に1〜2分待ってから。固形物とクロスを取り除き完成です。フレンチプレスを使っている場合は、つまみを押して抽出しましょう。

これで水出しコーヒーの出来上がり。フタをかぶせておいて冷蔵保存しておけば、2週間は保ちます。氷、ミルク、またはその他お気に入りのフレーバーを混ぜてどうぞ。

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