とにかく「目を引く」ゴミからできたインテリア
ゴミを芸術作品に変えるアーティストたち。
見るたびに彼らの発想力に驚かされますが、Boris Ballyもそのひとり。
アメリカはロードアイランド州を拠点に活動するBorisさんは、不要になったアルミ製の道路標識を再利用して、さまざまなプロダクトに作り替えています。
人に注意喚起をし続けるために生まれ役目を終えた道路標識が、新しくユーモラスな形で生まれ変わったこの作品シリーズ。エコアートの分野で多くの注目を集めています。
“目を奪われる”
ポップなアート
Borisさんが道路標識から作り上げるのは、アルミの大皿やプレート、椅子やテーブルなど多岐にわたります。
もともと人の目を惹きつける鮮やかな色合いを持つ道路標識は、形が変わることでさらに魅力的な作品へと変化。
大皿は並べるだけでも素敵ですが、シンプルな壁に並べるとポップで映えますよね。
もともとの意味が失われ、純粋な芸術として生まれ変わったことを実感します。
ゴミに
新たな命を吹き込む
Borisさんが使用する標識はすべて不要になり廃棄されたもの。
本来ならばそのままゴミになるはずだったものをアートとして生まれ変わらせるBorisさんの功績が評価され、これまで多くのエコアートアワードを受賞しています。
ところどころ使い込まれた跡があるのが魅力的ですよね。
インテリアの主役にしたい
家具になるとまた印象がガラリ。インテリアの中心にすることで、斬新な空間づくりができそう。
もともとが標識という共通したものなので、色合いやデザインが異なっても統一感があるのがいいですね。
コースターにすると、もうもともとが何だったのか分からなくなりますね。
でもアルファベットの羅列がなんだかキュート。雑貨屋に並んでいたら購入してしまいそう。
同じ色合いの標識を集めてこんなに大きな作品を作ることも。
標識というひとつのアイテムから、これだけ多くのアート作品が生まれることに改めて驚きます。
役目を終えても、ゴミになることなく芸術として命を吹き込まれるということ。作品の魅力に加え、その成り立ち自体に大きな意味を感じます。
道路で注意喚起をし続けてくれていた道路標識は、どんな形になっても「命の尊さ」を私たちに伝えてくれているようです。