介護すらシェアしてしまうベルギー

EUの首都と呼ばれ、中立のイメージが強いベルギー。他の国と比べても、嫌悪感を抱かれにくく、相手を思いやる気持ちがあったから、今の地位を築けたのだろう。

国民の気質も似ている。フランス語、オランダ語、英語という3ヶ国語を操る人が多く、様々な地域から来る人と積極的にコミュニケーションをとる。

だから、「Helpper」のようなサービスが開発されたのも納得できる。ベルギー国民の、人を気にかけるスタンスが色濃く出ている。

助けたい人と
助けがいる人の「絆」

「Helpper」は、シェアリングエコノミーの利点を介護に応用したサービス。

身体に不自由を抱える人や高齢者は、家事や買い物の代行を頼めるようになっている。また、病院の送り迎えを依頼することも可能だ。サポートをする側は、人助けができるし資金も稼げる。おそらく、ミレニアル世代ならすぐに理解できる仕組みだろう。

ブリュッセルやアントワープ、ヘントの3都市で、すでにサービスは提供されているようだ。

登録者はサポーターの方が多いらしい。ここからも、思いやりの精神を持った人がたくさんいると判断できる。

Licensed material used with permission by Helpper
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