ゲリラ豪雨も、強い日差しも防げるジャケット

約37,000円のジャケットが、いまクラウドファンディングサイトで資金を集めている。目標額の約1/3しか達成していないとはいえ、ここで取り上げる価値は十分にあると思った。

Tent Jacketと呼ばれるこの洋服は、名前の通りテントに変身するジャケットだ。

「いつ使うの?」と考えた人もいるかもしれないが、多くの人の命を助けるために開発されている。

3分で姿を変えて
「快適な空間」をつくる

© ADIFF
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自分の手元から世界とつながれるようになった時代に、あえて増えていく難民や移民、ホームレスの人々の存在をフィーチャーする必要はないだろう。宗教弾圧や戦争、貧困などの社会的要因によって、彼らは困難な生活を強いられている。

あるのが当たり前だと考えられている「家」を持っていない人のために何かしたい──。

デザイナーAngela Lunaさんを動かした理由はシンプルだった。そして、テントへと姿を変えるジャケットを考案し、ユニークな洋服の製作を決意。

少しでも多くの人を助けるために、彼女は「Tent Jacket」が購入された数と同じ数だけ寄付する仕組みを採用している。だから、どんな人にも受け入れてもらえるようにスタイルにもこだわる。

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ジャケットからテントにするのに必要なのはわずか3分。困難な生活を送っている人でも、雨や日差しをしのげるようになっている

すでにAngelaさんは活動を始めていて、シリア北部に暮らす難民に500着を寄付している。今年中に2,000着以上の「Tent Jacket」を支援物資として送り届ける予定らしい。

人が生活していく上で大切になる「衣」と「住」を同時にサポートできるジャケット。キャンペーンの終了は迫っているが、まだまだ多くの資金を調達していくようだ。

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Licensed material used with permission by ADIFF
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