イギリスに設置されるからこそ「大発明!」な充電スタンド
使わないときは地中に隠れている電気自動車用の充電スタンドを、イギリス企業Urban Electricが開発した。この「UEone」はアプリで操作をしたら飛び出てくる仕組み。そして、ユーザーは車のバッテリーを充電できる。
日本では「すごい」という単純な感想で終わってしまう人が多いだろうけど、イギリスでは「電気自動車に買い換えようかな」と真剣に考え始めた人もいるそうだ。
そもそも日本とイギリスは
駐車をする場所が違う
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少し考えてみれば、「UEone」に対する日本とイギリスの捉え方の違いはカンタンだ。
車を使っていない夜中などは、日本では家やマンションの駐車場にとめる文化がある。対して、路上駐車をしていてもあまり問題にならないのがイギリス。車庫証明がいるかいらないかでも説明はできる。
家の近くの道路に車をとめる機会が多いイギリスで、充電スタンドを住宅街に設置するのは難しい。電気自動車以外の駐車スペースを奪ってしまう可能性もあるからだ。
かといって、急速充電テクノロジーの発達は十分ではない。ほとんどの自治体は、効率的にスペースを利用できないのを理由に、充電スタンドの設置に踏みきれていなかった。
「都会に暮らしている人の85%が路上駐車をしているから、電気自動車のバッテリーを充電するのが難しかった」と、Urban ElectricのCEOであるOlivier Freeling-Wilkinsonさんは語る。
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だけど、「UEone」なら電気自動車を充電したいときだけ使える。ガソリン車の邪魔にもならない。さっそくオックスフォードは試験導入をしているようだ。
さらに、Oliverさんはこう続ける。
「とても便利で、環境に優しい。イギリスのたくさんの自治体が取り組んでいるゼロエミッションを助けるシステムになるだろう」
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