イギリスで「電気」がヴィーガン製品として認定される

2018年7月6日に、イギリスの電力会社Ecotricityの供給する電気がヴィーガン製品として認定されました。「どういうこと?」と首をかしげる人も多いかもしれません。

環境意識の高いヴィーガンの人たちの間では、以前からバイオマス発電が注目されています。この発電方法は二酸化炭素を出さないというメリットがある一方、いくつかの電力会社は動物の死骸を燃料としてバイオマス発電を行っているそうです。例えば、同国の電力会社SSEは鮭の死骸を燃料にしていると発表済みです。

つまり、「バイオマス発電はいいけど、動物の死骸を燃料にしちゃダメじゃないか」というのが、彼らの主張。ヴィーガンは動物愛護の観点から生まれた生き方ですからね。

そんな背景があって、100%風力もしくは水力で発電しているEcotricityの電気はヴィーガン製品と認められた、というわけです。

それにしても、動物の死骸が電気の燃料になっていたことをはじめて知りました。

Top image: © iStock.com/choness
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