コンビニに並ぶボトルが、全部これならイイのに

この地球上では、1分あたり100万本のペットボトルが消費されているらしい。

その全てがリサイクルされればまだマシだ。しかし、実際は廃棄されたり、海に流されるものも多い。世界自然保護基金(WWF)はつい先日、地中海が「プラスチックの海」になる可能性があると警告する報告書を出したばかりだ。

そうやって適当に捨てられたプラスチックボトルは、地球とそこに住む生き物たちを痛めつけている。

一方で、マイボトルを持ち歩くのもなかなか定着しない。持ってくるのを忘れてしまったり、洗うのがめんどくさかったり。どうしてもコンビニのペットボトルに手が伸びてしまう。

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そこで英国の発明家、James Longcroftはペットボトルの代替としてChoose Waterの"プラスチックレスボトル"を考案した。

普通のペットボトルは分解に数百年かかるが、このプラスチックレスボトルはほんの数週間で分解されるという。海に流れても、プラスチックのようにずっと残ることはない。

材料は「再生紙」

このボトルの材料は再生紙だ。

大丈夫? と不安になるが、彼が発明した特殊な裏地(特許出願中につき作り方は非公開)のお陰でちゃんと水を運べるという。

「Indiegogo」でクラウドファンディングを行ったところ、見事目標額の1.5倍の額を集めた。『The Times』が伝えたところによると、彼は今年末までにボトルを店頭に並べたいと考えているという。さらに、利益の100%がチャリティー団体「Water for Africa」に寄付される。

このままプラスチックが使われ続ければ、いずれは地中海のみならず世界中の海がプラスチックだらけになってしまうだろう。それでもペットボトルに手を伸ばしてしまう私たちのために、この賢い発明は生まれた。

コンビニに並ぶボトルが再生紙製になる日が、一日も早くくることを願うばかりだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。