何もなくて…夏♪ 綺麗な海してたんだね、愛媛の楽園「八幡浜大島」
平成最後の年に、つい昭和の名曲(by THE JAYWALK)を思い出してしまいました。漁師町の愛媛県八幡浜市にはいい雰囲気のスナックが多くて、ついカラオケも盛り上がってしまうんです。……という話はさておき。
伊豆大島、奄美大島、紀伊大島など、日本には50以上もの “大島” があるそうですが、ここで紹介したいのは、愛媛県にある癒しの楽園「八幡浜大島(やわたはまおおしま)」。
コンビニもなければ、信号も道路標識もない。宿も1軒だけ。八幡浜大島は、そんな「何もない魅力」がある島です。
道の両サイドがブルー!
5つの島が連なる「八幡浜大島」
2018年現在の島民は230人(最盛期は1200人いたそう)。そんな八幡浜大島までは、八幡浜港から1日3往復の定期便が出ていて、22分ほど揺られると辿りつきます。
八幡浜大島は、粟ノ小島(あわのこじま)、大島(おおしま)、三王島(さんのうじま)、地大島(じのおおしま)、貝付小島(かいつきこじま)の5つの離島群の総称。
三王島と地大島をつなぐ道には、上の写真のような絶景もあります。昭和40年代には海水浴スポットとしても人気で、年間約2万人も来島した記録も残っているそうです。知らなかったよ〜。
レンタサイクルして、ガードレールもない海面スレスレの道を渡ってみましょう。
ウニ、アワビ、活ハモ
「島メシ」を味わう
八幡浜大島では、水産業が中心です。
島で獲れる太刀魚や活ハモ、ひじきなどは市場でも高値で取引されていて、ウニやサザエ、アワビなどの素潜り漁も盛んです。
また、じゃがいもや玉ねぎなどの「島野菜」も甘みが強くておいしいんですよ。
待合所もなかった小さな島に
待望の「大島テラス」
あれ? 意外と何もなくはないんじゃないか? っていう気もしてきた八幡浜大島ですが、じつはこれまで観光客を受け入れられる場所や施設もなく、カフェはもちろん、船の待合所もバス停のようなスペースしかなかったんです。
そこで「観光客も、島民も、誰もが気軽に集い交流出来る場所をつくろう」と2018年8月に新しくオープンしたのが「大島テラス」。ただの待合所ではなく、島の情報発信やカフェとしての役割も兼ね備えてます。
ポイントは、“島の人にとっても” 待望の交流施設になっているということ。人口が減り続けているなかで、観光客とコミュニケーションが取れることは、島に活気を取り戻すきっかけになります。
オープンデッキで
ゆったり「島時間」を
目の前に海が広がる「大島テラス」のオープンデッキ。通り抜けていく潮風がこれまた気持ちいいんです。天気がいい日は本当に最高です。
せかせかしないで、島のお母さんたちが淹れてくれる珈琲でも飲みながら「島時間」を感じてみてください。
「八幡浜大島交流館 大島テラス」
住所:愛媛県八幡浜市大島2番耕地117-1
TEL:0894-28-1033
公式HP:https://yawatahamaoshima.com/
公式SNS:Facebook、Instagram、Twitter、YouTube
「しまカフェ(大島テラス内)」
営業時間:9:00〜17:00(ドリンク以外は11:00〜)
休業日:毎週火曜日、及び年末年始(※天候や地域行事などによる臨時休業あり)
食事メニュー:詳しくはコチラから(※一部事前予約制)
八幡浜大島までの行き方は?
愛媛県八幡浜市内の道の駅「八幡浜みなっと」内「どーや市場」裏にある「大島行き定期船乗り場」から出発。
時刻表
行き(八幡浜港→大島港)
1便 06:50発〜07:12着
2便 11:30発〜11:52着
3便 16:00発〜16:22着
帰り(大島港→八幡浜港)
1便 07:30発〜07:52着
2便 13:30発〜13:52着
3便 16:40発〜17:02着
※第1・第3日曜日は1・2便のみ。1月1日〜2日は全便運休。
※悪天候などで欠航する場合もあり。
料金
片道/大人700円・小人350円(当日のみ有効)
往復/大人1320円・小人660円(当日を含む2日間有効)
自転車/200円、原付自転車(125cc未満)/400円
※小学生未満の子どもは大人1名につき1名無料
※定期船への自動車積載不可
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