「ぼくのヒーローはレス・バクスターと冨田勲」――髙城晶平(cero)とブルーノ・ペルナーダスの往復書簡#2
東京発のポップバンド、ceroの髙城晶平さんと、ポルトガルの現代ジャズミュージシャン、ブルーノ・ペルナーダスさん。
11月に「Festival de FRUE 2018」へ出演するふたりが、それぞれのオススメのアーティストやお気に入りの楽曲をメールでやり取り!
セレクトがディープでおもしろすぎるので、せっかくだから文面そのまま公開しちゃいます。全4回。
<2通目>
まず最初に、手紙と、ぼくの音楽に興味を持ってくれて、どうもありがとう。きみのバンドをYo
質問について答えるよ。
“最近ピンときた音楽はありますか? ありましたら、それはどんな作品でしょう? ぜひ教えてください。――髙城晶平(cero)”
ぼくは、
でも、大好きな音楽はたくさんあって、どんなジャンルだって聴くし、いつだって新しい作品を探す旅の途中にいる。古い、
そういう意味では、
紹介してくれた仙波清彦さんの『水』を聞いたときは、ワオって感じだった。本当に気に入ったよ、すごく刺激的だ!
お礼に、ここ10年くらいの間たくさん聴いてきた、ぼくのお気に入りのレコードと曲を4つ紹介するよ。
Les Baxter『Jewels of the Sea』。レス・バクスターは、1922年生まれ、アメリカの音楽家。エキゾチカを代表する人物。
Alessandro Alessandroni『Ritmo dell industria』。アレッサンドロ・アレッサンドローニは、1925年生まれ、イタリアの音楽家。多くの映画音楽や数えきれないほどのBGMを作曲。
Carla Bley『Lawns』。カーラ・ブレイは、1936年生まれ、アメリカのジャズピアニスト・作曲家。教会のオルガニストだった父親から手ほどきを受けた以外は、アカデミックな教育を一切受けていなかった。
Alice Coltrane『Om Shanti』。アリス・コルトレーンは、1936年生まれ、アメリカのジャズミュージシャン。ジョン・コルトレーンの妻。
もう一つの質問についても答えるね。
“あなたは、自身の音楽を「スペースエイジ・ポップス」と称している、とネットで読みました。
そう聞くと、ぼくはモンドミュージックや、エキゾチカ、バチェラー・パッド・ミュージックという言葉が思い浮かんでくるのですが、ブルーノさんは、そういった音楽はお好きですか? ――髙城晶平(cero)”
エキゾチカとスペース・エイジ・ポップについては、イエス! その手の音楽は本当に大好きだ。
ぼくにとって一番のヒーローはレス・バクスターなんだけど、
ここポルトガルで、ぼくはサン・
あとは冨田勲も好きだね。彼は唯一無二の存在だと思う。
最後にもう一度、手紙をどうもありがとう。
――ブルーノ・ペルナーダス
<出演情報>
■開催日時
11月3日(土)開場/開演 10:00 終演 27:00
11月4日(日)開場/開演 9:00 終演 20:00
■開催場所
静岡県掛川市 つま恋 リゾート彩の郷
【住所】静岡県掛川市満水(たまり)2000(Google Map)
■出演者:
Acid Pauli
Billy Martin
Bruno Pernadas
Campbell Irvine
Donna Leake
Lee Lang
NELS CLINE’S TRIO HADARRO feat. Chris Lightcap & Tom Rainey
Powder
Sam Gendel
speedy lee genesis
Sugai Ken
Theo Parrish
U-zhaan
Yamandu Costa
YEK by Mohammad Reza Mortazavi & Burnt Friedman
Yoshinori Hayashi
YOUFORGOT
悪魔の沼
髙城晶平(cero)
南蛮渡来
7FO