「この曲をレコメンドさせてください!」――髙城晶平(cero)とブルーノ・ペルナーダスの往復書簡#1

東京発のポップバンド、ceroの髙城晶平さんと、ポルトガルの現代ジャズミュージシャン、ブルーノ・ペルナーダスさん。

11月に「Festival de FRUE 2018」へ出演するふたりが、それぞれのオススメのアーティストやお気に入りの楽曲をメールでやり取り!

セレクトがディープでおもしろすぎるので、せっかくだから文面そのまま公開しちゃいます。全4回。

<1通目>

©cero

はじめまして! ブルーノさん。

わたしの名前は髙城晶平です。日本で、ceroというグループの活動をしています。

あなたの音楽は、ユーモアに溢れていて、かつとても誠実に作られているのが伝わり、素敵でした。

さっそくですが、最近ピンときた音楽はありますか? ありましたら、それはどんな作品でしょう? ぜひ教えてください。

わたしからは、仙波清彦&はにわオールスターズの『水』をレコメンドしようと思います。

水が川になり、温泉になり、滝になり、最後には海に姿を変える様子が歌われています。

変幻自在なイメージと根底に流れるポップさに、あなたの音楽との共通点を感じます。

© 仙波清彦&はにわオールスターズ

仙波清彦は、日本のドラマー、パーカッショニスト。邦楽囃子仙波流家元、仙波宏祐の長男として生まれ、幼少期から日本の伝統芸能や邦楽を学んだ。デーモン小暮、戸川純、奥田民生などをゲストに呼んだコンサートや、ブレイクビーツユニット・HIFANAとのセッションなど、ジャンルレスな活動で知られている。

 

もう一つ質問。

あなたは、自身の音楽を「スペースエイジ・ポップス」と称している、とネットで読みました。

そう聞くと、わたしはモンドミュージックや、エキゾチカ、バチェラー・パッド・ミュージックという言葉が思い浮かんでくるのですが、ブルーノさんは、そういった音楽はお好きですか?

モンドミュージックやエキゾチカは日本で、細野晴臣やYMO、ヤン富田などの偉大な音楽家の功績によって、音楽において特別な地位を占めています。

なので、あなたの音楽はすごくスムーズに日本のリスナーの心に届いてると思いますよ。11月のライブを楽しみにしています。それでは。

――髙城晶平(cero)

取材協力 髙城晶平(cero), Bruno Pernadas, FRUE
翻訳 Shiori Yamaguchi

<出演情報>

■開催日時
11月3日(土)開場/開演 10:00 終演 27:00
11月4日(日)開場/開演 9:00 終演 20:00

■開催場所
静岡県掛川市 つま恋 リゾート彩の郷
【住所】静岡県掛川市満水(たまり)2000(
Google Map

■出演者:
Acid Pauli
Billy Martin
Bruno Pernadas
Campbell Irvine
Donna Leake
Lee Lang
NELS CLINE’S TRIO HADARRO feat. Chris Lightcap & Tom Rainey
Powder
Sam Gendel
speedy lee genesis
Sugai Ken
Theo Parrish
U-zhaan
Yamandu Costa
YEK by Mohammad Reza Mortazavi & Burnt Friedman
Yoshinori Hayashi
YOUFORGOT
悪魔の沼
髙城晶平(cero)
南蛮渡来
7FO

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。