テイラー・スウィフトが密かに実行していた「ストーカー対策」

遡ること5月、テイラー・スウィフトのコンサート会場のグッズ売り場などでリハーサル映像が流されたディスプレイに多くのファンが足を止めました。彼らはある重要な事実を知らずに……。

実はこのスクリーンには顔認証システムが搭載されたカメラが仕込まれていて、スクリーンを眺めるファンの顔を撮影。こうして収集されたデータは、同アーティストのストーカーとみられている数百人ものデータベースと照合されました。

この事実は、スポーツやエンターテイメントに携わる企業「Oak View Group」のセキュリティ責任者が、米メディア「Rolling Stone」の取材を受けたことで明らかとなり話題に。それは、コンサートから半年以上も経ってからのことでした。

ストーカーの被害に悩まされているセレブリティらが、こういった顔面認証システムにより対策を打てるということは、彼らにとって実に有効な手段で利益となるはず。とはいえ、無断で撮影をされた側はどうだろう……。プライバシーの線引きについて深く考えさせられるトピックです。

Reference: Rolling Stone
Top image: © Leon Bennett/FilmMagic/Getty Images
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