旧ソ連時代の印刷会社を改装したジョージアのホテル
ジョージアの首都トビリシにあるホテル「Stamba Hotel」。洗練された姿ながらも、どこか趣が感じられるこのホテル。それには特別な理由がありました。
ここは、遡ること旧ソ連時代、国内初の共産主義の新聞を刊行したこともあるという印刷会社でした。現在はホテルにつくりかえられていますが、当時の壁や天井、柱はそのままにされています。
特に活きているのが共有スペースです。装飾もされず露わになったソレは、印刷作業が行われていた場所の素材を活かしたまさにインダストリアルスタイルな内観。
晴れの日には、ガラス張りの外壁から大量の陽の光が差し、無機質な壁や柱が醸す無骨な空気感を和らげます。
キレイに塗り替えられている部分もあり、宿泊用の部屋は白を基調にしたインテリアなど、ホテルとしての清潔感は各所に見られます。
こんな風にかつての建築物が新たなかたちで活かされるって素敵ですよね。時代を繋ぐ新たな建築のカタチかもしれません。
©2018 Stamba Hotel
©2018 Stamba Hotel
©2018 Stamba Hotel
©2018 Stamba Hotel
©2018 Stamba Hotel
Top image: © 2018 Stamba Hotel