難民・移民であっても安心できる場所を――イスラエルの小学校

イスラエルといえば、難民や移民について、歴史や宗教観、政治思想など、さまざま背景が複雑に絡み合った問題を抱えています。たくさんの人が白黒をつけたがるトピックですが、ほとんどの場合で子どもたちは無関係です。

その考えのもと、NPOのバックアップのもと、イスラエルを拠点に活動するデザイナーと建築家たちが手を組み、テルアビブの小学校をリノベーションしました。難民や移民の子どもたちが心の拠り所にできるように設計されています。

イスやデスクの配色は、自然と元気が湧いてくるようなイエローやオレンジ、ライトブルー、ピンク。勉強スペースも簡易な青空学級だったりせず、屋根が取り付けられています。狭すぎるといったことがない限り、何かに囲まれているときにはホッとしますよね。安心感を得られる造りになっています。

おかげで、厳しい状況に耐えてきた子どもたちが、だんだんと自尊心を取り戻せているそうですよ。

排外主義も盛り上がるなかで、難民や移民の子どもたちのために安心できる場所を提供する。イスラエルの小学校で起きた、学問の独立ってところでしょうか。

Top image: © iStock.com/vgajic
他の記事を見る
2006年、ポートランドに設置された公衆トイレ。オレゴン州からマサチューセッツ州やニュージャージ州に広がり、今年に入ってからはワシントン州やテキサス州も導...
アメリカ五大湖のうちのひとつであるエリー湖に、人間と同じような権利が与えられることになりました。
紹介するのは「Über den Tellerrand」という団体。移民や難民の人たちの母国料理や文化を近隣コミュニティの人に体験してもらうプロジェクトを多...
コタキナバルが属するサバ州には、「Etania Green School」という名の、国籍を持たない子どもたちのための小学校があります。
起業家大国とも言われているイスラエル。会社員を経て、フリーランス、起業という道を経たライターが、日本においての女性起業家10名のうちの1人として選ばれ、イ...
安全な地を求めて歩く難民たちの状況を知ってもらうという目的がある、国連UNHCR協会が手がけるプロジェクトです。
イスラエルで開催されるフェス「Zorba The Buddha Festival」。イスラエル最大級のヒッピーフェスともいわれている同イベントでは、音楽や...
イギリスの「ロングウッド・プライマリー・アカデミー」という小学校は、敷地内に瞑想スペースを設置しました。
Netflixの番組「Tidying Up with Marie Kondo」で世界的に有名になった近藤麻理恵さん。イスラエルの新聞「Haaretz」も注...
ユニセフが2016年9月に発表した「移民・難民危機レポート」によると、世界では約5,000万人もの子どもたちが、ふるさとを奪われているそうです。しかし難民...
2016年、韓国・大邱にコンテナを利用した小学校が建設されました。
ドイツのスタートアップ「mimycri」が製造しているのは、バックパックやラップトップケース。これらには地中海を渡ったであろう難民が乗っていたボートが使わ...
コワーキングスペースのイメージが強いWeWork。2018年秋、ニューヨークシティのチェルシー地区に「WeGrow」という小学校を設立しました。
ワーキングホリデービザを取得できるとして、海外で働きたいと考えている人が注目しているカナダでも、移民・難民の権利に関する問題は未だに根絶できていません。
ロサンゼルスの学校がヴィーガン給食の提供を予定しています。
イギリス、ロンドンにオープンしたショップ「CHOOSE LOVE」は、難民が実際に使う生活用品を手に取って見た上で購入し、実際にヨーローッパや中東の難民の...
情報格差をなくすように活動しているスタートアップ「OneWeb」が人工衛星を打ち上げました。世界中の子どもたちがお互いにコミュニケーションを取れる日がくる...
世界ではまだ、多くの国が難民の受け入れに慎重な姿勢をとっている。人種のるつぼだったアメリカも、大統領が変わり、その温度は急速に変化しているんじゃないだろう...
シリア出身のペインターAbdalla Al Omariさんは、最近ベルギーで難民として認定されたという。そして始めたのが「The Vulnerabilit...
学園物の映画やドラマのシーンで必ず出てくるで学校のカフェテリア。食堂じゃなくて、カフェテリアって響きがいいんですよね〜。
2024年のオリンピック開催地にパリが選ばれたことを機に、フランスの人権団体はアスリートと難民を比較した動画を作成しました。どれも30秒ほどですが、短い時...