国境を越えて活躍できる子どもに――WeWorkの小学校
コワーキングスペースのイメージが強いWeWork。2018年秋、ニューヨークシティのチェルシー地区に「WeGrow」という小学校を設立しました。
ここでは子どもたちの才能を開花させるために、なんでも好きなことをやらせる方針。少し乱暴な言い方をしましたが、好奇心を大切にするモンテッソーリ教育に基づいたカリキュラムが用意されています。
象徴的なのは、WeWorkに関わるプロフェッショナルがメンターとなって、それぞれの知恵や技術を教える制度。子どもたちの興味によって、メンターも変わるといいます。もしもカメラが好きなら、フォトグラファーが写真の撮り方を教え、その子の撮影をサポートしてあげる仕組みです。
また、子どもたちは週に1回農場に行って、植物を植えたり野菜を採集したりします。どうやったら売れるのか?というビジネスも考え、実際にWeWork内で販売をする授業も。起業家に必要なスキルを身につけてもらうってことです。
将来的に世界規模で活躍できるように、英語のほか、中国語、ヘブライ語も学べます。この方針からは、たくさんの人とのコミュニケーションが取れる幅広さだけでなく、歴史的知識を身につけてほしいという考えも大切にしているのが分かりますね。
「WeGrow」は、グローバルシティズンの代表格となりうる子どものポテンシャルを最大限に引き出す小学校です。
©WeGrow / KatelynPerry
©WeGrow / LaurianGhinitoiu
Top image: © WeGrow / KatelynPerry