もし世界の権力者たちが、難民になったら…。

シリア出身のペインターAbdalla Al Omariさんは、最近ベルギーで難民として認定されたという。そして始めたのが「The Vulnerability Series」。

このプロジェクトでは、難民問題に深く関係している政治家たちをあえて弱い立場として描いている。「表向きは最高権力のパワーを保持する人たちも、それほど強いわけじゃない。弱いのはみんな一緒だ」ということを伝えたかったそう。彼の作品は現実とのギャップを強調していて、インパクト抜群の仕上がりになっている。

「権力者」というイメージを壊す

トランプ大統領。元々権力者の彼のこんな姿は、誰が想像しただろう。

おもちゃのミサイルを持って立ち尽くす金正恩委員長。

ドイツのメルケル首相まで。

オバマ前大統領の目はとても寂しそう。

シリアのアサド大統領。頭にのっているのはただのペーパー冠だ。

よたよたのパーカーを着て乾杯しようとする、イギリスのキャメロン前首相。

このメンバーが配給のために並んでいる姿は、ペイントとわかっていても少し衝撃。

「急げ!逃げろ!」

こんな状況に陥ったら、きっと彼らも、命がけで安心できる地を求めるに違いない。

Licensed material used with permission by Abdalla Al Omari
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。