40年以上続く茨城・日立の「ランドセル大作戦」

ピカピカの一年生が新生活をスタートさせてから、早3ヵ月。ようやくランドセル姿も様になってきたところでしょう。ですが、来年度に向けた次の「ランドセル商戦」はすでに渦中。カラバリ、値段、軽さ……子ども以上に親は悩み事いっぱい!

そんな状況をサポートするのは、茨城県日立市。新入生全員にオリジナルのランドセルをプレゼント。「家庭の経済負担を減らす」を目的に、なんと、1975年にスタートしました。

ランドセルの相場は4万円前後。使用年数や耐久性を考慮したとしても、入学に向けて費用がかさむシーズンに「無料」はうれしいですよね。それに、保証書があればファスナーやベルトの破損なども無料で修理対応してもらえます。親としては、至れり尽くせりな取り組みです。

もちろん配布されるものだけじゃなく、好みのランドセルを用意して使ってもOK、という日立市のルール。いい意味での「ゆるさ」が、経済性と合理性の面で市民に配慮したカタチになっています。

©日立市提供
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