「新種の貝」の名前が「グレタ・トゥンベリ」に?その理由は......

ブルネイの熱帯雨林で発見されたヤマタニシ科の新種の貝の命名が話題になっている。

学名は「クラスペドトロピス・グレタトゥンベリアエ」。あの国連演説で時の人となった16歳の環境活動家「グレタ・トゥンベリ」氏にちなんで名付けられた名前だ。

体長約2ミリの小さな貝は、干ばつや森林劣化などの気候変動にとても敏感という特徴をもつ。オランダの市民科学グループ「Taxon Expeditions」は、グレタさんの活動に敬意を表わすために、この名前を選んだという。

じつは、新種の生物がグレタ氏にちなんで命名されることは、今回がはじめてではない。昨年、ロンドンの「大英自然史博物館」によって新種の小型甲虫に「グレタ」の入った名がつけられているのだ。

生物の絶滅の原因として、地球環境の変化や自然破壊が挙げられるなか、絶滅危惧種の保護に取り組む研究者たちは、若き環境活動家へのリスペクトを独特な手法で表現している。

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