「フォートナイト」が「アップル」と「グーグル」のアプリストアから消えた!

登録ユーザー数3億5000万人を抱える人気ゲーム「フォートナイト」が、スマートフォンユーザー向けに配信をおこなっていた「アップル」と「グーグル」を提訴したことが明らかに。

その背景には、アプリ課金に対して課せられていた「手数料30%」に対する反発があるようだ。

「フォートナイト」を運営する「エピック・ゲームズ」は、先日、アプリストアを通さずに課金できる仕組み「Epic ディレクトペイメント」を導入。しかし、それが規約違反にあたるとされ、アップルの運営する「App Store」、続いてグーグルによる「Google Play」からアプリが削除されることに。

そこで「エピック・ゲームズ」は、「#FreeFortnite」のタグを利用したキャンペーンを始動。アップルとグーグル2社による寡占状態に対して反旗を翻すことになった。

さらに同社は、アップルが2004年に公開したCM「1984」のパロディを作成しメッセージを主張。ジョージ・オーウェルによる小説『1984』をもとにして作成されたこのCMは、当時コンピューター市場を独占していた「IBM」に対する反抗が描かれて歴史的に名高い作品だが、このパロディでは皮肉にもアップル自身が体制側として非難されている。

いずれにしても、スマホゲーム界の未来を大きく変えると思われる今回の騒動。

しかし、人々を楽しませるためのゲームというコンテンツが“大人の事情”によってプレイできなくなるというのは、とても残念である……。

© Fortnite/YouTube
Top image: © Andrew Harrer/Bloomberg via Getty Images
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