「承認欲求」の意味と上手く付き合う方法

SNSの発展に伴い、写真映えするスポットが増えました。そしてそこに多くの人が押しかけ、より多くの「いいね」やフォローを獲得するために、食べ物や景色の写真を取る光景をよく見かけます。こうした行動を引き起こさせている要因の1つが、この記事で紹介していく「承認欲求」です。

承認欲求はだれしも持っている当たり前の欲求ですが、SNSの発展によって、より顕著に表に現れるようになってきました。

この記事では、そんな「承認欲求」の意味や付き合い方についてご紹介します。

承認欲求とは?

スマートフォンを使う女性
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承認欲求(Esteem Needs)とは、「他人から肯定的な評価を受けたい、否定的な評価をされたくない、自分を価値のある存在だと思いたい、という欲求」のことを意味します。(引用:デジタル大辞泉

自分が作った料理を友だちや恋人に食べてもらったとき、「おいしい!」といってもらえるととても嬉しいですよね。このとき、相手からコメントをもらう前から、多くの人は肯定的なコメントをいってほしいという期待・欲求を持っています。これこそが承認欲求。

そして、「おいしい!」という肯定的なコメントをもらうことでその欲求は満たされるのです。また、その承認欲求が満たされたことで、その人には自信がついていきます。

もともと承認欲求はアメリカの心理学者マズローの欲求5階層説のなかで提唱され有名になりました。人はこれらの欲求を本来持っており、1.の生理的欲求から順に満たしていこうとします。

  1. 生理的欲求
  2. 安全欲求
  3. 社会的欲求
  4. 承認欲求
  5. 自己実現欲求

この4番目に発生するのが「承認欲求」なのです。

どうして今、承認欲求?

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では、この頃「承認欲求」という言葉が頻繁に使われるようになったのはなぜなのでしょう。ここからは、考えられる理由を説明していきます。

まず、教育において、日本では諸外国と比べ、思考して意見を交わすことよりも暗記してテストで点数をとることが重視されてきました。そのため、海外の諸国の人と比べ日本人は自分の意見を発信するのが苦手で、周りや正解に合わせようとする人が多いというのはよく聞く話です。

「空気を読む」という文化もその1つ。つまり、「自分は周りと同じだろうか、間違ったことはしていないだろうか」という考えに至りやすく、周りに認められること(=承認欲求を満たすこと)で、自分は間違っていないと安心し、自信につなげる傾向があるようです。

また、InstagramやTwitterなどのSNSでは、不特定多数の人へ対し、自分を好きに表現することができ、共感した他者は「いいね」などで反応することができます。この「いいね」の機能は、言い換えればどれくらいの他者が自分を認めてくれているのかを数値化できる機能。

「いいね」を集めるために、「いいね」が貰えそうなフォトスポットを訪れたり、時には虚偽の投稿をしたりして「いいね」を稼ごうとする人も。特に、承認欲求を強く持つ人が多い日本社会では、SNSが承認欲求を満たす場となり、欲求を強化していると考えられます。

また、マズローの欲求5階層の生理的欲求や安全欲求は、技術や社会の発展により満たされている人が増えたといえます。社会的欲求は、オンラインが発達したこともありコミュニティに所属しやすくなったことで満たされるようになりました。これら3つが容易に満たすことができるようになったことで、4番目の承認欲求が強く現れる社会になっているとも考えられるのです。

承認欲求とどう付き合う?

承認欲求はだれしも持っているものであり、持っていて悪いものではありません。しかし、過剰な承認欲求はときに自分を苦しめることにも。ここからは、承認欲求とうまく付きあっていくヒントをご紹介していきます。

自分のネガティブな側面を認める

承認欲求は自分に自信がないことで生まれます。他人にいいところばかりを見せようとすると、自分の中で失敗や欠点が許せず苦しくなってしまいます。そのため自分のネガティブな側面を認めてあげ、自分を大きく見せようとしないことで、「ありのままでいいんだ」と他人の目を気にしなくなるでしょう。

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人から嫌われることを怖がらない

コミュニティのなかにいれば、必ず意見の違う人とも一緒に過ごす機会があるはず。こうしたとき承認欲求が高いと、周りが肯定してくれないことを不満に感じたり、空気を読めないと思われないように周りの意見に合わせたりし、苦しくなることがあります。そうならないために、自分の意見はしっかりと発信して、相手のいいところはしっかりと認めることが大切。必要であればコミュニティを変えてみてもいいかもしれません。

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成功体験をたくさんする

「できた!」という成功体験をたくさんすることで、人は自信を持てるものです。なにか目標を立てて、それをクリアしていく。そうすることで、他人に承認されなくても「自分はできる」と自覚することができ、物事を自分軸で考えることができるようになるでしょう。

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まとめ

承認欲求はだれもが持っているものであり、ひとまとめに良いもの・悪いものということはできません。大切なのは、今の自分を等身大に受け止めながら、周りの人のことも認めていくことなのです。

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