この冬、もうひとつの「甲子園」

新型コロナウイルスによる影響で、多くのスポーツ大会が中止に追い込まれた2020年。なかでも春・夏ともに開催中止となったのが、高校野球。だが、もうひとつの「甲子園」も熱く盛り上がっていることをご存知だろうか?

2021年1月15日に開催予定の「和牛甲子園」。決して規模は大きくないが、19県33校“高校牛児”たちが頂点を目指す大会だ。

全国300校あまりの農業高校のなかで、畜産学科を設けている学校を中心に、授業やクラブ活動の一環として和牛を飼育する高校生が参加する、この大会。日頃の取り組みを発表し、その成果である枝肉(牛肉の品質を判断する解体方法)の肉質を競う。

来年で4回目を迎える「和牛甲子園」は、オンラインでの開催となることがすでに決定しているが、和牛に青春をかける高校生たちの、熱い戦いが繰り広げられるに違いない。第3回大会の総合部門で最優秀賞に輝いた「鹿児島県立市来農芸高等学校」の連覇なるかにも注目だ。

将来の和牛生産の担い手である“高校牛児”たちの意欲と技術向上は、私たちの食卓とも少なからずリンクしている。

©JA全農

『和牛甲子園』

【公式サイト】https://wagyukoushien.com/2020/

Top image: © iStock.com/Al Gonzalez
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。