南米の「マック」で生ゴミからできたトレイ導入
ラテンアメリカ諸国の「マクドナルド」で、プラスチック削減と廃棄物リサイクルに対する新しい試みをおこなっている。
その取り組みとは、食料廃棄物やゴミを原料としたトレイの導入。
トレイには、UBQと呼ばれる再生素材を使用。UBQは、埋め立て地に運ばれるバナナの皮や鶏の骨といった未分類の家庭ゴミ、段ボールや紙などの資源ゴミ、おむつやプラスチックなど金属とガラス以外のすべてのゴミから作ることができる。
ゴミの廃棄において深刻なのは、埋め立て地で生ゴミが腐敗したときに発生する温室効果ガス。原因である生ゴミをリサイクルできる点で、環境への負荷をぐっと減らすことができるのだ。
ラテンアメリカのマクドナルドでは、2018年からプラスチック削減プロジェクトを開始し、2019年には700トンのプラスチック使用量の削減を達成。このトレイは、ブラジルですでに7000枚以上展開されており、今後はさらに拡大する予定とのこと。
このUBQという素材、フローリングや家具などトレイ以外にも活路があるそう。「店舗そのものが再生素材製!」なんてトピックをお伝えする日も、もしかしたらそう遠くないのかも。
©︎ 2021 UBQ Materials Ltd
Top image: © 2021 UBQ Materials Ltd. / Arcos Dorados