ニューヨーク市が道路に安心&安全な駐車ポッドの設置を検討
ニューヨークの道には、無料で利用できる約300万車分のスペースがあるといわれている。そのスペースの一部を、あるスタートアップ企業が駐輪スペースに再利用しようとしているという。
安心安全な駐輪スペースを提供する会社「Oonee」は、これまでキオスクほどのサイズの駐輪スペースをいくつか運営してきたが、今度は道路沿いによりコンパクトな駐輪ポッドを設置しようとしてるとか。
使い方はシンプル。専用のアプリをダウンロードし会員登録したら、駐輪ポッドの扉が開くので利用者は自由に自転車をとめることができる。車1台分のスペースに、最大10台の自転車が駐輪可能だ。
そもそも駐輪ポッドの開発に至った理由は、創業者のShabazz Stuart氏が5年間で自転車の盗難に3回もあったからだとか。
実際、多くのニューヨーカーが移動手段として自転車の利用を望んているが、安全な駐輪スペースが少ないため現実的でないと感じているというのだ。試作で駐輪ポッドを置く場所を一般募集したところ、問い合わせが殺到したのも納得だ。
現在、ニューヨーク市と正式導入に向けて協議中だとか。アメリカでは娯楽だと捉えられがちな自転車が立派な移動手段だと認められれば、サステイナブルな視点でも大きな変化をもたらしてくれるに違いない。今後の動きに注目だ。
© ooneepod/Instagram
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Top image: © Oonee