今の時代にふさわしい「nendo」がデザインした革新的な「ディスペンサー」
衛生的であることのニーズが高まる昨今では、同じ容器を何度も繰り返して使うことが問題視され、さらに、プラスチック製リフィル容器の廃棄は環境破壊の原因ともいわれている。
そんななか、デザインオフィス「nendo」は、清潔さを保ち、プラスチックの廃棄問題の対策にもつながる革新的なディスペンサーをデザインしてみせた。
©n e n d o
©n e n d o
そのプロダクトは、牛乳パックのような形状の紙パックとディスペンサー用のポンプから構成され、紙パックの三角屋根の部分を下にし、ディスペンサー用のポンプとカバーで上下から挟むように装着するという。
処分されるものは紙パックのみ。ポンプを差し込むだけなので中身が溢れる心配もなく、三角屋根が底になるため、液体が中央に集まり最後まで使い切りやすくなった。
上下のカバーは、ポンプを繰り返し押した際に圧力を分散させ、容器の形状を保つほか、底面が水に濡れてふやけたり、カビが発生したりするのも防いでくれるという。
ちなみに、このたびデザインされたポンプは、液状タイプと泡タイプの2種類となっており、容器は250mlと400mlの2サイズ。
革命的なアイデアとデザインで社会問題の解決に挑む「nendo」のアプローチ。製品化が待ち遠しいプロダクトだ。
©n e n d o
©n e n d o
©n e n d o
©n e n d o
Top image: © n e n d o