さて、問題です。「遠心列車」ってな〜んだ?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

NATIONAL ROOLER COASTER DAY

(ローラーコースターの日)

「ローラーコースター」といわれてもピンとこないかもしれませんが、これ、あの絶叫マシンの代名詞ともいえる「ジェットコースター」のこと。

「あ、連日連夜、観測史上初なんて冠がついちゃうような猛暑が続くこの時期に、ローラーコースターに乗って“キモを冷やしましょう”みたいな?」──。いやいや、近年よく見かける、そんなトンチ語呂合わせの類じゃないんです、この記念日は。

ローラーコースターの歴史は17世紀のロシアにまで遡るといわれています。そのコースターの素材は、なんと......凍った丘と木(笑) コ・ワ・ス・ギ・ル。

ちなみに、アメリカ国内の遊園地ではローラーコースターが無料開放されるなど大きな盛り上がりをみせる「NATIONAL ROOLER COASTER DAY」は、1898年の同日にデザイナーのエドウィン・プレスコットなる人物が「ループ・ザ・ループ」という垂直式のローラーコスターで特許を取得したことに由来しています。

じつは当時「遠心力によってレールと車体が離れない」というシンプルな発想&構造は、遊具としてだけではなく、交通インフラへの採用も検討されていたというから驚きです。

マスクをしているからといって大声で叫ぶのがはばかられるこの時代。きっといつか訪れる気兼ねなく絶叫できる日のために、今日の夜はお風呂でスクリーミングの練習なんていかがでしょう?

編集部注:お隣さんからの苦情には責任をもちません。

Top image: © oOhyperblaster/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。