バンダナに描く、オンリーワンの「TATTOO」

「バンダナ」と聞いてイメージするのは、ペイズリークッキークロスといったお決まりの柄。あとは? 正直、あまりパターンが思い浮かばない。

ファッションアイテムとはレイヤーが違うが、ハンカチや粗品(ノベルティー)としても利用されることを思えば、「手ぬぐい」の方がはるかに柄のバリエーションは豊富だ。

もちろん、生地の風合いや色味にもバンダナの個性は表れる。それでも、基本は四角形の生地の四隅をパターンが彩り、あとは中央にデザインを配す。

16世紀のインドで誕生したとされるバンダナは、中東からヨーロッパへ渡り、やがて南米を経てアメリカへと渡るまで、総じてデザインに大きな変化はなかった。農夫の首元でも、カウボーイの口元でも、そしてA$AP Rockyの頭に巻かれていても。

だから、「バンダナといえば……」のイメージは、たぶん今も世界共通。

その芸術性をバンダナへ。

©株式会社 Heads
©株式会社 Heads
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さて、この“ど定番”を様々なジャンルのアーティストとコラボすることで、バンダナを通してその芸術性を伝えていこうとする新ブランドが登場した。

バンダナ専門ブランド「Small Liter」。今回、第一弾のテーマに選んだのが「TATTOO」だ。

国内で活躍し、世界からも注目を集める4人のタトゥーアーティストとコラボ。バンダナをキャンバスに描かれているんだけど、これがファッションアイテムというより、“アート作品”を見ているよう。

Bandana “KOMABA” by Yabesian©株式会社 Heads
Bandana “FRANCE” by Peco©株式会社 Heads
Bandana “YOKOHAMA” by Aki©株式会社 Heads
Bandana “OKINAWA” by Mana©株式会社 Heads

ダイバーシティやインクルージョンが叫ばれるなか、日本でもファッション感覚でタトゥーを入れる人は増えてきている。それでも、カルチャーとして受け入れられるまでには至ってはいないのが現実。

肌の上ではなくバンダナをキャンバスにすることで、偏ったイメージではなく隠された芸術性の方に目を向けてみれば、タトゥーカルチャーの奥深さに触れることができるのではないだろうか。

過去数世紀遡ってもきっと数えるくらいしかパターンが登場してこなかったことを思うと、TATTOOに限らずアーティストとのコラボからどんな新しいデザインが生まれるかにも期待してしまう。

©株式会社 Heads

ところで、「Small Lighter」は、タトゥーアーティストたちによって描かれたバンダナを、ブランド特設ECサイト(21日より公開)にて数量限定で販売。また、オープンを記念して8月20日(金)〜22日(日)までの3日間、渋谷区神宮前の「TRUNK(HOTEL)」内、ROOM101にてポップアップストアを展開中だ。

期間中はコラボしたアーティストも来場予定。運が良ければ会えるかも。

Small Lighter

【特設ECサイト】https://small-lighter.com/

▽ポップアップイベント概要
【日時】8月20日(金)〜8月22日(日)12:00〜20:00
【場所】東京都渋谷区神宮前5-31 TRUNK(HOTEL) 1F ROOM 101

Top image: © 株式会社 Heads
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