「未来の渋谷」を描いたアート作品……絶句するしかない。

豪雨によって洪水が起き、被害者を救助に向かうボートが多数。その横には水害に飲み込まれた自動車にへし折れた木々。そして大型ビジョンには洪水被害と「列島各地で40℃」を伝える見出し……。

この荒廃した街の絵は、背景作画や風景画で有名なアーティスト東京幻想氏が描いた遠くない未来の渋谷・スクランブル交差点だ。

©株式会社SEAMES

気候変動と難民問題の認知拡大を目的にしたアートプロジェクト「RE:VISION ART PROJECT」の第一弾として公開されたこの絵を目にして、あなたはなにを思っただろうか?

もし「ヤバい」と感じたならば、今すぐ行動を起こさなければならない。

現代に生きるわれわれは何不自由ない快適な生活を送れているが、その裏では洪水や干ばつなどの気候変動にともなう自然災害が多発。現に2019年には、2390万人もの被害者が出たそうだ。

さらに約30年後の2050年には、全世界の人口が現在の約80億人からたったの12億人まで減少するとの予想もある。

「RE:VISION ART PROJECT」は、より多くの人々とともにこの悲惨な未来を描き換えるための挑戦であり、この作品が日本の、そして世界の未来について考え行動を起こすきっかけとなることを目的としている。

この絵はアートウォールとなって12月上旬から渋谷区内で展示される予定。現在はクラウドファンディングサイト「REDYFOR」でプロジェクトに挑戦する有志を募っている段階だ。

募集期間は11月25日までとなっている。詳細はこちらをチェック。

Top image: © 株式会社SEAMES
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。