高校での女子スラックス採用率は全体の4割以上!【調査結果】
今、話題になっている“選べる制服”という制度をご存知だろうか?
これは男女ともにスラックスやスカート、ネクタイ、リボンなど制服の組み合わせを自由に選択できる制度。「学校総選挙プロジェクト」で8割以上の肯定票を集め、今年6月には「TABI LABO」でも取り上げた。
今回はプロジェクト第3弾として、47都道府県の教育委員会の協力のもと、制服が指定されている全国の全日制高等学校3073校の女子スラックス制服の採用率を調査。
実際に“選べる制服”制度を採用するにあたり、女子制服にスラックスを用意することから始める学校が多いことが調査理由だそう。
気になる結果は……なんと採用率44.4%!
じつに1365校が「女子制服でスラックスを選ぶことができる」と回答したのだ。
従来は「男子はスラックス、女子はスカート」という規定が多かったが、昨今は気候の変化や本人の意向に合わせて制服を着用するようになったことが、この結果にも表れているといえよう。
また、今回はトランスジェンダーの生徒が実質的なカミングアウトになることを避けるため、「異装届」や「特別な理由の提出」が必要な学校、また「男子生徒の制服を着用する」ことになる学校は「採用なし」として集計している。
仮にそれらの事例を「採用」としていた場合、この割合はさらに高いものとなっていたということだ。ちなみに、都道府県別の女子スラックス制服の採用率トップ5は以下の通り。
1位/長野県:87.8%
2位/滋賀県:86.4%
3位/神奈川県:84.3%
4位/千葉県:77.3%
5位/大阪府:75.2%
かつて、画一化社会の象徴のひとつだった制服に、価値観やライフスタイルによる“多様性”が認められた今、その流れがジャンルやシーンを超えて広がっていくことに期待したい。
Reference: 学校総選挙プロジェクト
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