これ、DVかも?警戒してほしい「9つのサイン」
INTIMATE PARTER VIOLENCE(以下IPV)。
耳馴染みのない言葉かもしれないが、これは「恋愛関係にある親しいパートナーから身体的、性的、経済的、精神的に暴力を受けたり、行動のコントロールをされる」ことを指し、日本だと“DV”や“デートDV”に当たる表現だ。
調査によると、コロナ禍においてIPVは増加傾向にあり、全世界で女性の3人に1人が経験しているのだとか。
この現状を変えるべく「YSL BEUATY」が取り組んでいるのが「ABUSE IS NOT LOVE」という活動。
警戒すべき9つの“ABUSE”のサインは、プログラムの一環として公開されたものだ。
1.無視する/機嫌が悪いとあなたを無視する
2.脅す/あなたが断ると脅す
3.侮辱する/あなたをけなす
4.操る/言動を強制する
5.嫉妬する/あなたの行動にやきもちを妬く
6.管理する/あなたの行く場所や見た目を管理する
7.干渉する/あなたのスマホを見たり、居場所を確認したりする
8.孤立させる/あなたから家族や友人を切り離す
9.萎縮させる/おかしいと言って、あなたに恐怖心を植え付ける
IPVの早期防止に努めるため、同ブランドはこれらの認知拡大をミッションに制定。
2020年に始まっていたアメリカ、イギリス、フランス各国のNPOに加え、今月からは日本の「女性ネットSaya-Saya」ともパートナーシップを締結。
主に交際が始まる高校生や大学生などの若者に向けて長期的な啓蒙活動をおこなっていくという。
©日本ロレアル株式会社
今は大丈夫でも、誰だって被害者になる可能性はある。
古くから女性の自由を主張してきたイヴ・サンローランの精神に基づくこの活動を、できるだけ多くの人に知ってもらえますように。
『ABUSE IS NOT LOVE』
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